ロレックス
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【2本とも売りません】ロレックスを売ると後悔するのか|買い直せない5年と、定価との差で考えました

ロレックスを売ると後悔するのか(アイキャッチ)
claude
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グリーンサブを買ってしばらくして、買取価格を見たら255万円でした。定価で155万円ほどだった時計です。ロレックスマラソンの価値を考える記事では、この差を「100万円ぶん高く買わずに済んだ」と書いています。

ただ、この100万円は売らない限り手元に入りません。売れば入ります。じゃあ売ったらどうなるのか。後悔するのか、しないのか。

自分の答えを先に書くと、2本とも売らないと決めています。気持ちの問題というより、売ったあとに起きることを数字で並べたら、後悔するほうに寄っていたからです。ここでは、ロレックスを売ると後悔する中身を4つに分けて、自分が売らないと決めた理由と、それでも売るならどの順番で進めるかを書きます。

この記事でわかること
  • 「売って後悔した」が4つに分かれること、そのうち防げるのはどれか
  • 売ったあと、正規店で同じ品番を買い直せるのはいつか
  • 2本の「買った値段・売れた値段・いま買い直す値段」
  • 売り時を当てにいかない理由
  • 買取店・委託・フリマで違うこと
  • もう売ってしまったときにできること
  • それでも売るときに後悔を減らす7つの順番
  • 売らずに済ませる方法と、売ったほうがいい人
ロレックスを売って後悔する4つのパターンと防げるかどうか
赤の2つは、売り方を工夫しても防げません
本記事の内容
  1. 結論:2本とも売りません。後悔するとしたら「買い直せない」ことです
  2. 「売って後悔した」は、中身が4つに分かれます
  3. 売らないと決めた理由は、買い直せないことでした
  4. 買った値段、売れた値段、いま買い直す値段
  5. 時計についている話も、一緒に手放すことになります
  6. 売る先によって、手間と気をつけることが違います
  7. 売り時を当てにいくのは、入荷の曜日を当てにいくのと似ていました
  8. 3本目を探しているいまも、1本売って資金にするつもりはありません
  9. 「買ってすぐ売る」は、自分はやりません
  10. それでも売るなら、後悔を減らす順番
  11. 迷っているなら、売る前に1か月だけ毎日着けてみてください
  12. 売らずに済ませる方法もあります
  13. もう売ってしまって、後悔しているなら
  14. まとめ:売ると後悔するかは、買い直せるかどうかで決まると思っています
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結論:2本とも売りません。後悔するとしたら「買い直せない」ことです

もう一度書きます。自分は持っているグリーンサブ(126610LV)とカフェオレ(126711CHNR)を、どちらも売らないつもりです。

理由は1つに絞れます。売ったあと、同じ時計をもう一度正規店で買うのがとても難しいからです。購入制限で買えない期間があり、その期間が明けても在庫が出るまで通い直すことになります。1本目は8店舗に61回入って、ようやく買えました。あれをもう一度やる気力は、正直ありません。

値段の面でも、売って得をするとは言い切れなくなってきました。定価が上がり続けているので、売ったあとに買い直すと、買ったときより高くつきます。このあたりは後の節で数字を並べます。

ただ、ずっと売らないと言い切れるかというと、そこは決めきれていません。3本目が手に入って、どれか1本を何年も箱から出さなくなったら、そのときはもう一度考えると思います。今の時点では、2本とも着けている時計なので、売る理由が見つからない、というのが正直なところです。

ちゅけ
ちゅけ

「売れば100万円」と分かっていても、売らないことにしました。その100万円より、買い直すのにかかる手間と時間のほうが重かったんです。

「売って後悔した」は、中身が4つに分かれます

ロレックスを売って後悔した、という話の中身を分けると、だいたいこの4つになります。上の図のとおり、半分は準備で防げて、半分は防げません。

あとで相場が上がった

売ったあとに買取価格が上がった、という後悔です。これはいつ上がるか誰にも読めないので、売る側の工夫では防げません。逆に、売らなければ起きない後悔でもあります。

もっと高く買ってくれる店があった

1店だけで決めてしまい、あとで別の店のほうが高かったと知る後悔です。これは準備で防げます。型番と付属品の条件をそろえて、2店以上で比べれば済みます。

付属品が欠けていて安くなった

箱や保証書、余りのコマがなくて査定が下がった、という後悔です。これも買った日から付属品をまとめておけば防げます。自分はロレックスの付属品は何を残せばいいのかに書いたとおり、箱の中に保証書もほかの付属品も全部入れて、箱ごとしまっています。

見落としやすいのが余りのコマです。買ったときにブレスの長さを合わせると、外したコマが出ます。自分は外したコマも箱の中に戻しました。売るとき、次の持ち主の腕に合わせるにはこのコマが要るので、なくすと査定で引かれる理由になります。小さい部品なので、袋に入れて保証書と同じ場所に置いておくと探さずに済みます。

もう一度は買えなかった

4つの中で、自分がいちばん重く見ているのがこれです。売ったあとに「やっぱり欲しい」と思っても、正規店では簡単に買い直せません。購入制限は売ったかどうかに関係なく、買った日から数えます。期間が明けても、在庫が出るまで通うのはまた自分です。

自分の2本でいうと、手元にある買取価格は2025年1月に控えた数字だけです。グリーンサブが255万円、カフェオレが290万円でした。その後に上がったのか下がったのかは、売らないと決めているので、売り時を探すために追いかけてはいません。売らない人には、相場の上下はそもそも後悔の種になりません。

相場の後悔と買い直しの後悔は、どちらも売った瞬間に決まってしまいます。売ったあとにできることはありません。だから自分は、この2つを先に考えることにしました。

売らないと決めた理由は、買い直せないことでした

購入制限のルールは、買ったときに店員さんから説明を受けています。全モデルで6カ月、同じ品番は1年、そして指定モデルを買った場合は、ほかの指定モデルが1年、同じ品番が5年あきます。数えはじめるのは保証カードの日付からです。

自分の2本に当てはめると、こうなります。

ロレックスを売ったあと正規店で同じ品番を買い直せる時期
グリーンサブは、売っても売らなくても2029年11月までは同じ品番を買えません

グリーンサブ(126610LV)は指定モデルで、2024年11月に買っています。同じ品番を正規店で買えるのは2029年11月からです。いまグリーンサブを売ったら、そこから3年ほどは正規店で同じ時計を手に入れる道がありません。

カフェオレ(126711CHNR)は指定モデル外で、2025年1月に買いました。同じ品番の1年はもう明けています。ルールの上では、いつでも買い直せる状態です。ただ、買える状態であることと、在庫が出てくることは別の話です。カフェオレは2本目の店に5回入って買えましたが、もう一度同じ回数で出てくる保証はどこにもありません。

マラソンをもう一度やる、ということ

1本目のときは、平日の仕事帰りに1日2〜5軒を回って、8店舗に61回入りました。買えたのは休日の14時に入った1回です。通い方の記録はロレックスの入荷タイミングは曜日で決まるのかに残しています。

売ったあとに後悔して買い直そうとすると、これをもう一度やることになります。しかも、今度は「一度買って手放した人」として店に入ることになります。

どのお客さんに時計を案内するかは、店ごとに決めていると言われています。2021年9月に海外メディアが報じたロレックス本社の声明でも、割り当ては各店舗が独自に管理している、という内容でした。詳しくはロレックス以外の購入実績は効くのかに書いています。売った履歴が店にどう見えるのかは、外からは分かりません。分からないものに、もう一度何十回も通う気にはなれませんでした。

ちゅけ
ちゅけ

売るときに一番怖いのは、売った直後ではなくて、何年かして「やっぱり欲しい」と思ったときだと思っています。そのときにはもう、正規店の列の最後尾からやり直しなんですよね。

買った値段、売れた値段、いま買い直す値段

次に、お金の面を並べます。自分の2本について、買ったときの定価、2025年1月に控えた買取価格、いまの定価を1つの図にしました。

グリーンサブとカフェオレの購入時の定価・2025年1月の買取価格・いまの定価の比較
カフェオレは、いまの定価が2025年1月の買取価格を上回っています

グリーンサブは、定価1,555,400円で買って、2025年1月の買取価格が255万円でした。いまの定価は1,764,400円です。数字だけ見ると、売って、また定価で買い直せば差額が残るように見えます。

でも、この計算には「5年後に、定価で、正規店で、もう一度買えれば」という条件が全部ついています。そのころの定価がいくらになっているかも分かりません。グリーンサブの定価は発売から6年で約75万円上がりました。差額が残るかどうかは、買い直せる日まで決まりません。

カフェオレはもっと分かりやすいです。買ったときの定価が2,675,200円、2025年1月の買取価格が290万円、いまの定価が2,981,000円。いまの定価は、あのときの買取価格より8万円以上高くなっています。2025年1月の値段で売って、いま定価で買い直したら、それだけで赤字です。

2本目のマラソン日記には、予算300万円と書いていました。いまの定価だと、予算との差は2万円もありません。手放して同じものを買い直すとしたら、予算を組み直すところから始まります。

買取価格は、手取りとは違います

もう1つ注意しておきたいのが、買取店のページに出ている価格です。ロレックスの相場の見方にも書きましたが、ページの「買取上限価格」は、条件がそろったときの上限です。付属品や状態で下がりますし、手数料がかかる店もあります。255万円という数字をそのまま「売ったら入るお金」と思うと、ずれます。

正規店で買い直せない間に欲しくなったら

グリーンサブを売って、2029年11月までの間にどうしても欲しくなったとします。そのとき手に入れる方法は、並行店か中古で買うことしかありません。

並行店の値段は、買取価格に近いか、それより上になります。ロレックスマラソンの価値を考える記事で書いたとおり、正規店で定価で買えたことの価値は「その差額を払わずに済んだ」ことでした。売って並行店で買い直すと、その差額を今度は自分が払う側に回ります。売って手に入れた100万円は、買い直した時点でほとんど消える計算です。

相場が下がったら、それはそれで後悔するのか

反対に、売らずに持っているうちに相場が下がったらどうか。これも考えました。

自分は2本とも定価で買っています。相場が下がっても、売らない限り損は確定しません。売らないと決めておくと、相場が上がっても下がっても、後悔の材料にならないということです。これは売らないことの、地味ですが大きい利点だと思っています。

それでも相場は控えています。売るためではなく、盗まれたときや保険の話になったとき、いまいくらの物を持っているかを言えるようにするためです。控え方はロレックスの相場の見方に、盗まれたときの手順はロレックスが盗まれたらやることにまとめました。

時計についている話も、一緒に手放すことになります

お金と購入制限の話をしてきましたが、売らない理由はもう1つあります。2本とも、買ったときの話が時計にくっついていることです。

グリーンサブは、家族の節目の記念と、自分へのご褒美のつもりで買いました。キャンプが趣味で、木や森と同じ緑の時計が欲しかったんです。会社の先輩が着けていたサブマリーナーが格好よかったのもあります。第一希望はGMTマスターIIでしたが、通ううちに店員さんから「GMTは切らしていましたが、グリーンサブマリーナならあります」と小声で言われて、その場で決めました。

カフェオレは、転職して初めてのボーナスが出たのをきっかけに探し始めました。1本目で第一希望のGMTマスターIIを諦めた未練があって、もう少し華やかさが欲しかった時計です。2本目の店では、店員さんの小さな「今検品中で……」を「無い」と聞き違えて流してしまったり、その日に限って財布を忘れていたりしました。

こういう話は、同じ型番を買い直しても戻ってきません。売ると、時計と一緒に、その時計を手に入れるまでの話も手放すことになります。売って後悔する人が「思い入れがあった」と言うのは、たぶんここのことだと思っています。

ちゅけ
ちゅけ

買取の明細には、型番と金額しか書かれません。61回通ったことも、財布を忘れた日のことも、どこにも残らないんですよね。

売る先によって、手間と気をつけることが違います

もし売るなら、どこに売るかも決めることになります。自分は売ったことがないので、ここは調べたことと、ほかの記事で確かめたことだけ書きます。

買取店

いちばん手早いのは買取店です。その場か、数日で代金が入ります。買取店は古物商なので、古物営業法に沿って、売る人の住所・氏名・職業・年齢を確かめ、取引を帳簿に残し、その帳簿を3年間保存します。身分証を出さずにロレックスを売ることは、普通の買取店ではできません。売ったら記録が残る、という前提で考えておいたほうがいいです。

委託販売やオークション

お店に預けて売ってもらう方法や、オークションに出す方法もあります。買取店より高く売れることがある一方で、売れるまで時間がかかり、手数料も引かれます。いくらで、いつ売れるかが読めないので、急いでお金が必要なときには向きません。

フリマアプリなどの個人間の売買

自分なら選びません。相手から本物かどうかを疑われますし、写真に保証書を写せば番号が他人に見えます。ロレックスが盗まれたらやることを調べたとき、盗まれた時計はフリマを型番で見張る、という手順が出てきました。逆に言うと、フリマはそういう目で見られている場所でもあります。

売り時を当てにいくのは、入荷の曜日を当てにいくのと似ていました

「売るなら円安のとき」「廃盤が決まったとき」「ボーナスの時期」と、売り時についてはいろいろな言い方があります。

自分はここを当てにいかないことにしています。理由は、マラソンで同じことをして外したからです。入荷は火曜から木曜が狙い目、という話を聞いて、その曜日に通った回数を数え直したら31回で、買えたのは0回でした。買えたのは2回とも休日の14時です。

相場も同じで、自分には読めないと思っています。為替と定価の関係も、調べてみたものの一次資料で確かめきれませんでした。読めないものに合わせて売る時期を決めると、外れたときに「あのとき待てばよかった」という後悔が1つ増えるだけです。

ひとつだけ、値段が動きやすいと分かっているのは定価改定のときです。グリーンサブの定価は、2022年から毎年1月に上がっています。定価が上がると、買い直すときの値段も一緒に上がります。売る側から見ると、改定は「売り時」より「買い直しが遠のく日」に見えます。

だから自分にとっての売り時は、相場ではなく「売る理由がはっきりしたとき」です。お金がどうしても必要になった、着けなくなって何年もたった、別のモデルに替えると決めた。そういう理由が先にあって、相場は相場の見方の手順で、そのときに2店以上で確かめるだけにします。

3本目を探しているいまも、1本売って資金にするつもりはありません

いま自分は、3本目としてデイトナを探しています。第1希望は白文字盤です。デイトナの定価は2026年9月時点で2,499,200円なので、どちらか1本を売れば、その資金にはなります。

それでも売らないことにしています。理由は2つあります。

1つ目は、売っても、デイトナが早く買えるわけではないことです。購入制限は買った日から数えるので、手元の2本を売っても、デイトナを買える時期は前にも後ろにも動きません。在庫が出るかどうかも、売ったかどうかとは関係がありません。お金の準備ができても、店で「ございません」と言われる回数は同じです。

2つ目は、店で必ず聞かれることがあるからです。2本目の店では、入るたびに「ロレックスはお持ちですか」「どこで買いましたか」「いつ買いましたか」と聞かれました。そのとき「持っていましたが、売りました」と答えることになります。それが店にどう受け取られるかは、外からは分かりません。分からないなら、わざわざ答えにくい状態を作る理由はないと考えました。

3本目の資金は、2本を手元に置いたまま、別に用意します。決め方は、払ったあとも生活費を半年分は残せる額かどうかです。年収で割り直した話はロレックスは年収いくらで買えるのかに書きました。

「買ってすぐ売る」は、自分はやりません

「ロレックス 買ってすぐ売る」と検索されているのも見かけます。定価と買取価格の差がある時計なら、買ってすぐ売れば差額が手に入る、という考え方です。

これは、いわゆる転売です。自分はやりませんし、マラソン中に転売目的に見られる恥ずかしさを一番気にしていたのも、そう見られたくなかったからでした。正規店で毎回のように「どうして欲しいんですか」と聞かれたのも、店がそこを見ているからだと思っています。

損得の面でも、買ってすぐ売ると購入制限の期間がそのまま残ります。グリーンサブのような指定モデルなら、ほかの指定モデルを1年、同じ品番を5年、正規店で買えなくなります。売ったあとの税金の扱いも、くり返し売り買いしていると「生活用の物を売った」とは見てもらえなくなる可能性があります。この点はロレックスを売ったら税金はかかるのかに書きました。

ちゅけ
ちゅけ

「売れば儲かるのに、なんで売らないの」と思われるかもしれません。でも自分が通ったのは、腕に着けたい時計だったからです。売る前提なら、61回も通えていなかったと思います。

それでも売るなら、後悔を減らす順番

ここまで売らないと書いてきましたが、売ったほうがいい場面もあると思っています。お金がどうしても必要なときや、何年も箱から出していないときです。自分がもし売るとしたら、この順番で進めます。

ロレックスを売る前に後悔を減らす7つの順番
先に磨いたり直したりしないで、査定のあとに決めます

1. 売る理由を1行で書く

お金が要るのか、飽きたのか、別のモデルに替えたいのか。理由が書けないなら、まだ売らなくていいと思います。理由が「なんとなく相場が高いから」だけなら、なおさらです。

書いた理由が「お金が要る」なら、いくら要るのかも一緒に書きます。必要な額が買取価格よりずっと小さいなら、売る以外の方法で足りるかもしれません。「別のモデルに替えたい」なら、その次のモデルが正規店で買えるのか、購入制限に引っかからないかを先に確かめます。売ってから次が買えないと分かるのが、いちばん後悔の大きい順番です。

2. 型番と購入日を確かめる

保証カードで、型番と買った日付を確かめます。ここで、売ったあと正規店で同じ品番を買い直せる時期も分かります。指定モデルかどうかはロレックスの購入制限を解説した記事にまとめています。

3. 付属品をそろえる

箱、保証書、余りのコマ、タグ。欠けているものがあれば、査定に出す前に探しておきます。保証書はなくすと再発行されないので、ここが一番大事です。

4. 買取価格を2店以上で見る

同じ型番、同じ付属品の条件で、2店以上の価格を並べます。1店の数字だけで決めると、4つの後悔のうち「もっと高い店があった」をそのまま踏みます。

比べるときに気をつけたいのは、型番の数字と英字です。グリーンサブなら、126610LVと一世代前の116610LVでは値段がまったく違いますし、黒ベゼルの126610LNは別の行です。型番を1文字まで合わせてから比べるだけで、見当違いの比較はかなり減ります。付属品がそろっているか、保証期間が残っているかも、条件として書き添えておきます。

5. 研磨やオーバーホールは、査定を受けてから

売る前にきれいにしようとして、研磨に出すのはやめておきます。研磨は表面を削る作業なので、一度やると元に戻せません。研磨が売るときにどう効くかはロレックスの研磨はするべきかに書きました。オーバーホールも、必要かどうかは査定で聞いてから決めます。

6. 税金と書類を確かめる

ステンレスのモデルを、自分で着けていて手放すなら、税金はかからない見込みが高いです。生活に使う物を売った所得は非課税、という法律があるからです。ただ、金やプラチナを使ったモデルは1個30万円を超えると外れますし、カフェオレのようなコンビがどちらに入るかは、自分で調べた範囲では読み切れませんでした。コンビを売るなら、先に税務署に聞きます。売りに行くときは、本人確認の書類も忘れずに持っていきます。

7. 買取明細を残す

売った値段と日付が分かる明細を、保証カードの控えと一緒に残します。税金の相談をするときも、あとで「いくらで売ったか」を振り返るときも、これがないと話が進みません。

迷っているなら、売る前に1か月だけ毎日着けてみてください

売るかどうか迷っている時計があるなら、自分なら決める前に1か月、毎日着けてみます。

着けないで置いておくと、現行のロレックスは約70時間、3日ほどで止まります。止まった時計は、時刻と日付を合わせるところから始まるので、ますます手に取らなくなります。ロレックスにワインディングマシーンは必要かを書いたときに、自分の着け方で止まるかどうかを数えて、そのことに気づきました。

毎日着けてみて、それでも手首にあるのが重たいと感じるなら、売る理由がはっきりしたということです。逆に、着けているうちに「やっぱりいいな」と思えたら、売らなくてよかった、という後悔しない側に戻ってこられます。どちらに転んでも、1か月で答えが出ます。

普段使いが怖くて着けられない、という理由なら、ロレックスの普段使いは怖いのかに、怖さを分けて外す場面を先に決めたやり方を書いています。

売らずに済ませる方法もあります

売りたい理由によっては、売らなくても片づくことがあります。

着けなくなった、という理由なら、着け方を変えるのが先です。自分は2本を「キャンプや休日はグリーンサブ、旅行や出張はカフェオレ」と場面で分けたら、どちらも箱の中で止まりっぱなしにはなりませんでした。選び方はロレックスの2本目は何を選ぶかに、グリーンサブをどんな日に着けているかはグリーンサブ(126610LV)のレビューに書いています。

メンテナンス代が気になって手放したくなった、という場合もあると思います。自分の2本はまだ一度もオーバーホールに出していません。何年ごとにいくらかかるのかはロレックスのオーバーホール頻度で調べました。年あたりに直してみると、手放すほどの額かどうかが見えてきます。

まとまったお金が要る場合は、時計を質屋に預けてお金を借りるという方法もあります。期限までに返せば時計は戻ってきます。自分は使ったことがないので、条件は店ごとに確かめてください。

家族に譲る・残すという道

売る代わりに、家族に譲るという選び方もあります。この場合は所得税ではなく贈与税の話になり、受け取った側が1年間にもらった財産の合計が110万円を超えると申告が必要です。定価が100万円を超えるロレックスは、1本でこの線を超えることがあります。相続のときは、買った値段ではなく、そのときの時価で評価されます。詳しくはロレックスを売ったら税金はかかるのかに書きました。自分にはまだ先の話ですが、手放し方は売る以外にもある、ということは覚えておいていいと思います。

もう売ってしまって、後悔しているなら

この記事を、売ったあとに読んでいる人もいると思います。売ってしまったものは戻りませんが、次に同じ後悔をしないためにできることはあります。

まず、保証カードの控えか、買ったときのレシートで、同じ品番を正規店で買える日を確かめて、カレンダーに入れておきます。指定モデルなら買った日から5年、指定モデル外なら1年です。その日が来るまでは、正規店で同じ品番を探しても買えません。

その日を待たずに買い直すなら、並行店か中古になります。そのときは型番の数字と、保証書の日付と店名を必ず確かめてください。同じ「グリーンサブ」でも世代違いが混ざって並んでいます。見分け方はグリーンサブ(126610LV)のレビューに図にしました。

正規店でもう一度マラソンをするなら、回数は少し多めに見積もっておいたほうがいいです。自分が買えた店だけで数えると、2本で14回入って2回買えました。ただ、これは買えた店に絞った数字で、1本目は8店舗に61回入っています。回数の考え方はロレックスマラソンは何回通えば買えるのかにまとめています。

それと、売ったときの買取明細は捨てずに残しておいてください。税金の相談をするときに必要になりますし、次に何かを手放すとき、自分がいくらで売ったかを思い出す材料になります。

売ったほうがいい人
  • お金がどうしても必要で、ほかに手立てがない
  • 何年も箱から出していなくて、この先も着ける場面が思いつかない
  • 別のモデルに替えると決めていて、手放す時計に未練がない
  • 二度と正規店で同じ品番を買えなくても困らない
売らないほうがいい人
  • 「相場が高いうちに」が売る理由のほとんど
  • いつかまた同じ時計が欲しくなりそう
  • 指定モデルで、購入制限の期間がまだ何年も残っている
  • 付属品がそろっていない(先に探したほうがいい)
  • 金やコンビのモデルで、税金のことをまだ調べていない

まとめ:売ると後悔するかは、買い直せるかどうかで決まると思っています

ロレックスを売って後悔する中身は、4つに分かれます。もっと高い店があった、付属品が欠けていた、の2つは準備で防げます。あとで相場が上がった、もう一度は買えなかった、の2つは売った瞬間に決まります。

自分が2本とも売らないのは、この2つ目が重いからです。グリーンサブは2029年11月まで同じ品番を正規店で買えませんし、カフェオレはいまの定価が2025年1月の買取価格を上回っています。売るより、着け続けるほうが自分には合っていました。

それでも売ると決めたなら、理由を1行で書いて、保証カードの日付を見て、付属品をそろえて、2店以上で比べるところから始めてください。先に磨かないことと、明細を残すことも忘れずに。

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