【シリアルは控える】ロレックスが盗まれたらやること|盗難届から取り戻せる期限まで順番に調べました

ロレックスに保険をかけるか調べたとき、自分は保険をかけずに、自宅の置き場所を変えることにしました。その話はロレックスに保険は必要かに書いています。
ただ、そのときに決めたのは「盗まれにくくする」ほうだけでした。盗まれたあとに何をするかは、何も決めていません。保証書は箱の中にしまってあるので、箱ごと持って行かれたら、警察に伝えるシリアル番号を見る手段もなくなります。
そこで、ロレックスが盗難にあったときの動き方を、当日から順番に並べてみました。警察、保険、正規店の窓口、それから「取り戻せる期限」の話までです。
- ロレックスが盗まれた当日に、どこへ何を伝えるか
- 盗まれる前に、時計とは別の場所に控えておくもの
- 保険・正規店・盗難情報センターへの連絡の順番
- 盗まれた時計を取り戻せる期限(1年と2年)
- 「盗難品はバレる」と言われる理由

結論:警察に届けてから、保険と窓口に連絡します
先に結論を書きます。ロレックスが盗まれたら、最初にやるのは警察への被害届で、保険会社や正規店への連絡はそのあとです。保険の請求でも、窓口への相談でも、警察の受理番号を聞かれるからです。
もう1つは、盗まれる前の話です。型番とシリアル番号を控えていないと、届け出の時点で時計を特定できません。番号は保証書に載っていますが、保証書が時計と一緒に消えると、手元には何も残りません。
この2つさえ押さえておけば、あとは図の順番でこなすだけです。
盗まれる前に、時計とは別の場所に残しておくもの
この節だけは、盗まれていない今のうちに読んでほしいところです。

型番とシリアル番号は、保証書に載っています
ロレックスの保証書(緑色のギャランティカード)には、型番、シリアル番号、購入日、販売店の名前が入っています。付属品の話はロレックスの付属品は何を残せばいいのかに書いたとおりで、保証書はなくしても再発行されません。
型番は「126610LN」のような数字と英字の組み合わせで、モデルと素材が分かります。シリアル番号はその1本だけに付いた番号です。警察に伝えるときも、買取店に照会がかかるときも、決め手になるのはシリアル番号のほうです。
本体のシリアル番号は、文字盤の外周にも刻まれています
現行のロレックスは、文字盤のまわりのリング(ルーレット刻印が入っている部分)の6時側にシリアル番号が刻まれています。古い年代のモデルは、ケースの6時側のラグの間に刻まれていることが多いです。
保証書が手元にあるなら、本体の番号と見比べておくと安心です。保証書の番号と本体の番号が一致していることが、その1本が自分の時計だという一番の証明になります。
写真は、スマホの中だけに置かない
文字盤の正面、ケースの横、ブレスの長さが分かるもの。この3枚くらいを撮っておけば足ります。傷の位置が写っていると、見つかったときの確認が早くなります。
置き場所は分けておきます。スマホに入れたままだと、時計と一緒にスマホも盗まれたときに困ります。自分ならクラウドのアルバムと、紙に書いた番号のメモを家の別の部屋に置きます。
購入時のレシートやカードの明細も残しておきます。保険の請求で、いくらで買ったかの証明に使えます。

番号を書き写すだけなら5分で終わります。盗まれる前提で考えるのは気が進みませんが、5分で済むなら先にやっておいたほうがいいと思いました。
盗まれた当日にやること
盗まれたなら被害届、落としたかもしれないなら遺失届
目の前でひったくられた、空き巣に入られた、というように盗まれたことがはっきりしているなら、110番か近くの交番に行って被害届を出します。
困るのは、外で外したあと見当たらなくなったケースです。盗まれたのか落としたのか分からないときは、遺失届として出すことになります。盗難か遺失かで、保険が出るかどうかが変わることがあります。分からないことは分からないと伝えて、警察の判断に任せたほうがいいです。
伝えるのは、型番、シリアル番号、色や素材、ブレスの種類、なくなった日時と場所です。先ほどのメモがあれば、そのまま読み上げるだけで済みます。
警察署の名前と受理番号を控える
届け出が受理されると、受理番号を教えてもらえます。受理番号と、届け出た警察署の名前は必ずメモします。保険会社への連絡でも、盗難情報センターへの登録でも、このあと何度も使います。
担当の方の名前も聞いておくと、あとで問い合わせるときに話が早いです。
保険の連絡は、受理番号が出てから
保険をかけているなら、受理番号が分かった時点で保険会社か代理店に連絡します。
ここで気をつけたいのは、自宅と外出先で扱いが違うことです。家財保険は家の中の盗難が対象で、高額な時計は「明記物件」として申告していないと補償の外になることがあります。そして外に着けて出た時点で、家財保険の対象から外れます。このあたりはロレックスに保険は必要かで詳しく調べました。
クレジットカードの付帯保険(ショッピング保険)は、買ってからの補償期間が決まっています。期間や上限額はカードによって違うので、カード会社に問い合わせるのが早いです。
自分は時計に保険をかけていません。なので、盗まれたらお金で戻ってくる道はありません。この記事の後半で「取り戻せる期限」を調べたのは、そのせいでもあります。
正規店とロレックスの窓口に、番号を伝えておく
警察と保険のあとは、買った正規店とロレックスの窓口です。修理や点検の窓口がどこにあるかはロレックスの修理はどこに出す?にまとめています。
ここは調べても答えが出ませんでした。日本ロレックスが盗難の届け出を受け付けて、修理で持ち込まれた時計と照合しているのかどうか、公式サイトにはどこにも書かれていません。
海外の時計業者のサイトには「ロレックスは修理で持ち込まれたときにだけ盗難品かどうかを照合し、盗難品なら当局に引き渡す」と書いているところがあります。ただ、出典がメーカーへの聞き取りだけで、日本の窓口でも同じなのかは確かめられませんでした。
なので自分が盗まれたら、窓口に電話して「被害届を出した。型番とシリアル番号を伝えておくことはできるか」と聞きます。断られても損はありません。

買った正規店にも一応伝えます。店員さんの名前も、保証書の店名と日付も分かっているので、話は通じやすいはずです。
盗難情報センターに登録しておく
盗難情報センターは、盗難品の情報を買取業者やリサイクル店と共有している民間のサービスです。個人は無料で、個人情報を出さずに登録できます。
登録に要るのは、メールアドレス、警察への被害届の内容、シリアル番号です。登録した品物が加盟店に持ち込まれると、所轄の警察から連絡が来る仕組みになっています。
注意点は期限です。登録は6か月で自動的に消えます。まだ見つかっていないなら、半年たったところで登録し直します。
フリマとオークションは、型番で見張る
盗まれた時計が、フリマアプリやネットオークションに出てくることもあります。型番で検索して、新しい出品を見ていく方法です。
シリアル番号を写真に載せている出品はまずありません。ただ、傷の位置やブレスのコマ数が写真と一致することはあります。撮っておいた写真が役に立つのはここです。
それらしい出品を見つけても、自分で出品者に連絡したり、買い戻そうとしたりはしません。画面を保存して、受理番号を添えて警察に伝えます。相手とやり取りを始めると、話がこじれるだけだと思います。
盗まれた時計は、いつまで取り戻せるのか
ここは法律の話です。条文を読んで、期限だけを図にしました。

買取店や質屋が買っていたら、1年は無償で返してもらえます
古物営業法の20条では、古物商が買い取った物の中に盗品があった場合、被害者は盗まれた時から1年以内なら、無償で返すよう求められると決まっています。古物商が盗品だと知らずに買っていても同じです。
質屋や買取店に持ち込まれたロレックスは、このルールに当てはまります。
それ以外は2年。お店で買った人からは、代金を払う必要があります
民法の193条では、盗まれた物は、盗まれた時から2年間、いま持っている人に返すよう求められます。
ただし194条に例外があります。いま持っている人が、オークションや市場、同じ種類の物を売っている店から、盗品と知らずに買っていた場合です。この場合はその人が払った代金を弁償しないと、取り戻せません。
つまり、古物商の手元にあるうちに見つかるのが一番いいということです。転売が進むほど、取り戻すのにお金がかかるようになります。
警察は、買取店や質屋に「品触れ」を出せます
古物営業法の19条には「品触れ」という仕組みがあります。警察が古物商や質屋に、盗品の特徴を書面で知らせるものです。受け取った古物商は、その品物を持ち込まれたら警察に届け出なければなりません。
品触れに載せられるのは、届け出のときに伝えた情報です。シリアル番号まで伝えてあれば、その1本だけを特定して探してもらえます。型番だけでは、同じモデルが何本も出回っているので絞りきれません。

1年と2年という数字を知って、少し考えが変わりました。盗まれたら諦めるもの、と思っていたんですが、番号さえあれば期限内に戻ってくる道は残っているんですよね。
「盗難品はバレる」と言われるのは、番号が控えてあるとき
検索すると「ロレックスの盗難品はバレる」という話がよく出てきます。理由はここまでの話とつながっていて、シリアル番号がその1本を指すからです。買取店や質屋への持ち込み、修理の受付で、番号が照合される機会があります。
逆に言うと、持ち主が番号を届けていなければ、照合のしようがありません。バレるかどうかは、盗まれた側が準備していたかで決まります。
中古で買う側にも関係があります。保証書のシリアル番号と本体の番号が一致しているか、古物商の許可を出している店かは、買う前に見ておいたほうがいいです。盗品だった場合、先ほどの1年・2年のルールで、買った人が時計を返すことになる場合があります。
盗まれないために、自分が変えたこと
自分がやったのは、自宅の置き場所を変えたことだけです。どこに移したかは、さすがに書きません。
バイクのときは、バイクの盗難対策はどこまで必要かで統計まで調べたのに、時計はしばらく箱に入れて置いておくだけでした。金額は時計のほうが大きいのに、順番が逆でした。
外に着けて出るときの対策は、地味なものしかありません。電車で寝ないこと、ジムや温泉で外した時計から離れないこと。それからSNSです。保証書が写った写真を載せると、シリアル番号が読めてしまいます。箱だけの写真でも、家に高い時計があると知らせることになります。
まとめ:番号を控えておけば、盗まれても打てる手が残ります
ロレックスが盗まれたら、警察に被害届を出して受理番号をもらい、そのあとで保険、正規店とロレックスの窓口、盗難情報センターの順に連絡します。見つかっても自分では動かず、警察に任せます。
取り戻せる期限は、古物商が買っていれば1年は無償、それ以外は2年です。どの手順でも決め手になるのはシリアル番号なので、今日のうちに保証書から書き写しておくのが一番の対策です。
保険をかけるかどうかの判断はロレックスに保険は必要かに、保証書の扱いはロレックスの付属品は何を残せばいいのかに書いています。









