【2本目に選んだコンビ】ロレックスのルートビア(GMTマスターII 126711CHNR)のレビュー|旅行と出張の日に着ける理由と、気になるところ

2本目のロレックスに、GMTマスターIIの126711CHNRを買いました。2025年1月11日、正規店に5回入ったところで出してもらえた時計です。
世間では「ルートビア」と呼ばれているモデルですが、自分はずっと「カフェオレ」と呼んでいます。茶色と黒のベゼルに、ステンレスとエバーローズゴールドを組み合わせたコンビの時計です。
1本目のマラソンでは、第一希望だったGMTマスターIIに届かず、グリーンサブで完走しました。その未練がそのまま2本目になっています。ここでは、ルートビアがどういう時計なのか、自分がどんな日に着けているか、持ってみて気になっているところを、買った本人の目線で書きます。
- ルートビア(126711CHNR)の公式仕様と、持っていて関係してくるところ
- 「ルートビア」と呼ばれてきた4つの型番の見分け方
- 自分が2本目にルートビアを選んだ理由と、買えた日のこと
- 着けている場面と、1本目のグリーンサブとの分け方
- 気になっているところ(定価・防水・ブレス・金の部分)
- 向いている人と、ほかのGMTを考えたほうがいい人

結論:着ける日は多くないけれど、旅の日はこれと決めています
先に結論を書きます。ルートビアは、2本とも売らないと決めているうちの1本です。買ってよかったと思っています。
ただ、着ける日数でいうと、1本目のグリーンサブのほうが多いです。キャンプや休日はグリーンサブ、国内の旅行や出張はカフェオレ、と自然に分かれていて、カフェオレの出番は旅の日に寄っています。毎日着ける1本を探している人には、ここは先に伝えておきたいところです。
気になるところもあります。いちばんは値段です。定価はステンレスのGMTの約1.7倍で、買ってからも約31万円上がりました。防水は100mでサブマリーナーより浅く、ブレスを伸ばせる幅も小さいです。このあたりは後半でまとめます。

1本目でGMTを逃した悔しさがずっと残っていたんです。2本目を探し始めたときには、もうGMTのことしか考えていませんでした。
ルートビアは、茶色と黒のベゼルのGMTマスターIIです
公式の名前は「オイスター パーペチュアル GMTマスター II」で、型番は126711CHNRです。ルートビアは通称で、ロレックスが付けた名前ではありません。アメリカの炭酸飲料のルートビアと、茶色と黒のベゼルの色が似ていることから、そう呼ばれています。
rolex.comの技術仕様では、ケース径40mm、素材はオイスタースチールとエバーローズゴールドの「エバーローズロレゾール」です。ベゼルは両方向に回る24時間目盛りで、インサートはブラウンとブラックのセラクロム(セラミック)。文字盤は黒で、ムーブメントはキャリバー3285、パワーリザーブは約70時間と書かれています。
店で希望を伝えるときは、通称より型番のほうが確実です。「ルートビア」でも「カフェオレ」でも話は通じますが、型番なら聞き間違いが起きません。茶黒のベゼルのGMTはほかにもあるので、なおさらです。
ロレゾールは、スチールと金の組み合わせのことです
「コンビ」と言われることが多いですが、ロレックスの言い方ではロレゾールです。公式サイトによると、1930年代初頭に採用され、1933年に商標登録された組み合わせだそうです。126711CHNRの場合は、ケースの一部とブレスの一部にエバーローズゴールド(ピンクがかった金)が入っています。
同じ茶黒のベゼルで、ケースもブレスも全部エバーローズゴールドの126715CHNRもあります。ただ、こちらは定価が800万円前後と、まったく別の価格帯です。「ルートビア」と言うと、ふつうはコンビの126711CHNRを指します。
「ルートビア」と呼ばれてきた型番は、ひとつではありません

ルートビアという呼び名は、いまのモデルが最初ではありません。1970年代の1675/3、1980年代の16753、そしてGMTマスターIIになってからの16713と、茶色系のベゼルに金を組み合わせたGMTが何世代も続いてきました。126711CHNRは2018年に出た、いまの世代です。
旧型は金がイエローゴールドで、ベゼルもアルミでした。中古で「ルートビア」と書いてあっても、旧型と現行が同じ通称で並んでいます。値段も保証も世代でまったく違うので、通称ではなく型番の頭の数字を確かめてください。126で始まれば現行です。
ちなみに、GMTマスターIIはベゼルの色で愛称が付いていることが多いです。赤と青は「ペプシ」、青と黒は「バットマン」。リューズが左にある緑と黒の126720VTNRは「レフティー」と呼ばれていて、自分が1本目のマラソンで最初に狙っていたのはこれでした。
2本目にルートビアを選んだ理由
理由は、ほとんどが1本目の未練です。1本目のマラソンでは第一希望にGMTマスターIIを伝えていましたが、出てきたのはグリーンサブでした。グリーンサブには満足していましたが、GMTのことはずっと頭に残っていました。
そこに、もう少し華やかな時計が欲しいという気持ちが重なりました。1本目はステンレスで、仕事でも休日でもとても使いやすかったんです。そのうえで2本目は、もう少し華やかさのあるものにしたいと思っていました。価格帯的に手が届くロレゾールなら、ちょうどいいと考えました。
もうひとつ大きかったのが、購入制限です。1本目のグリーンサブは指定モデルで、指定モデルを買うと、ほかの指定モデルは1年あけないと買えません。第一希望だったレフティーも指定モデルなので、その縛りにかかっていました。126711CHNRは指定モデルに入っていないので、その1年の外にありました。購入制限の当てはめ方はロレックスの購入制限を解説した記事にまとめています。
動き出したきっかけは、転職して初めてのボーナスです。予算は300万円にしました。当時の定価は約267万円でしたが、並行店では定価に100万円ほど上乗せされた値段で並んでいたので、正規店で定価で買うことにしました。2本目の選び方の考え方はロレックスの2本目は何を選ぶかに詳しく書いています。
買えたのは、同じ店の5回目の入店でした

2本目のマラソンは、2024年12月13日に始めて、2025年1月11日に終わりました。通ったのは2店舗だけで、入店はA店が5回、B店が2回です。1本目が18日かかったのに比べると、拍子抜けするくらい短く終わりました。
作戦は単純で、第一希望は126711CHNRの1本だけと伝えることにしました。グレーと黒のベゼルにイエローゴールドの126713GRNRを勧められたら、「考えていないです」とはっきり断る、と決めて通っていました。
一度、チャンスを聞き流しています
失敗もしています。12月15日の2回目の入店で、待ち時間が長いなと思っていたら、店員さんが出てきて小さな声で「いま検品中で……」と言いました。自分は「ない」という意味だと思い込んで、「大丈夫です」と流してしまいました。
あとで調べると、検品中と言われたら「待ってもいいですか」と聞き返すのが正解だったようです。その日はたまたま財布を忘れていたので、もし在庫があってもどのみち買えませんでした。そう思って立ち直ることにしました。店員さんとの話し方はロレックスマラソンで店員と何を話すかに整理しています。
「このあとはお時間ありますか?」
買えた1月11日は、休日の14時にA店に入りました。待ちは4組で、対応してくれたのは初めての店員さんです。いつもどおり、ロレックスを持っているか、どこで買ったか、なぜ欲しいのかを聞かれました。欲しい理由は毎回同じで、前回GMTを探していたこと、GMTが第一希望だったこと、華やかさが欲しいことを伝えていました。
10分ほどして、いつもより確認が長いなと思っていたら、「このあとはお時間ありますか?」と声をかけられました。ここで出てくるのが希望のモデルとは限らないので、席で待つあいだはずっとドキドキしていました。出てきたのはカフェオレで、カードの決済も通り、定価で買うことができました。そのときの日記は2025年のロレックスマラソン日記に、日付ごとに残しています。

検品中を聞き流した日のことは、いまでも思い出します。人の話は最後まで聞いたほうがいいです。
着けているのは、国内の旅行と出張の日です
カフェオレを着けていくのは、国内の旅行や出張の日です。1本目のグリーンサブとは、ベゼルの色が緑と茶色、ケース径が41mmと40mm、増える機能が回転ベゼルと第2時間帯と、2本目を選ぶ時点で役割が重ならないようにしていました。結果として、朝どちらを着けるかで迷う日がほとんどありません。
一方で、海外旅行には持っていきません。怖いので置いていき、別の時計を着けていきます。第2時間帯が使えるGMTを旅行用にしておきながら、時差のある国には持ち出していないので、もったいないとは自分でも思っています。この線引きの理由は海外旅行にロレックスは着けていかない理由に書きました。
GMT機能の使い方は、ほかのロレックスと少し違います。リューズを1段引くと動くのが分針ではなく時針で、時差を合わせるときは時針だけを1時間ずつ動かします。止まったときの合わせ方も含めて、ロレックスGMTマスターIIの使い方に手順をまとめています。
1本目のグリーンサブのほうの話は、グリーンサブ(126610LV)のレビューに書きました。2本を並べて読むと、着け分けの考え方がつながると思います。
持っていて「よかった」と思うところ
定価で買えたこと自体が、いちばん大きいです
正規店で買ったので、払ったのは定価の約267万円です。自分が控えていた2025年1月の買取価格は290万円でした。買った直後の時点で、買取価格が定価を上回っていました。売るつもりはありませんが、並行店で同じものを買っていたら、この差額を払う側にいたことになります。
2本目の購入制限が、短く済みました
指定モデル外を選んだので、買ったあとにかかった制限は、全モデル6カ月と、同じ品番1年です。同じ126711CHNRをもう一度買えるようになるのは2026年1月以降で、すでに明けています。もう1本同じものを買うつもりはありませんが、次に狙っているステンレスのデイトナへの影響が小さく済んだのは助かりました。
時差は、時針だけで合わせられます
時針だけが1時間ずつ動くので、分や秒をずらさずに時刻を変えられます。国内では時差がないので出番は少ないですが、止まったあとに合わせ直すときも、24時間針と分針、時針と日付、の順番を覚えておけば迷いません。
気になっているところ
定価が高く、しかも上がり続けています

2026年10月26日にrolex.comで見ると、126711CHNRの定価は2,981,000円でした。ステンレスのGMTマスターIIでいちばん安いモデルは1,747,900円なので、約1.7倍です。自分が買った2025年1月の約267万円と比べても、1年9か月で約31万円上がっています。
コンビは、値上げの幅もステンレスより大きい側に乗ります。年収との比べ方はロレックスは年収いくらで買えるのかで計算していて、平均的な年収だと、カフェオレは9.4か月分になります。買う前に、いまの定価で払えるかをもう一度確かめたほうがいいです。
防水は100mで、サブマリーナーより浅いです
グリーンサブの300mに対して、GMTマスターIIは100mで、3分の1です。日常生活で困る数字ではありませんが、2本持っていると、水まわりで迷う日はグリーンサブのほうが気が楽、というのが正直なところです。
ブレスを伸ばせるのは、約5mmを1回だけです
留め金のイージーリンクで伸ばせるのは約5mmで、グリーンサブのグライドロックのように細かく刻めません。むくんだ日と細い日で、ちょうどいい長さが変わっても合わせきれません。コマの調整を含めた話はロレックスのブレス調整は自分でどこまでできるのかに書いています。
金の部分の傷と、売るときの扱いがはっきりしません
金はステンレスより柔らかい金属です。傷が入っても、研磨は表面を削る作業なので、気軽には頼みたくありません。自分はまだ研磨にもオーバーホールにも出したことがなく、研磨をどうするかの考え方はロレックスの研磨はするべきかにまとめました。
売るときの税金も、コンビは読み切れないところです。ステンレスの時計は生活用の動産として非課税になる見込みが高い一方で、金を使ったモデルは扱いが変わる可能性があります。ロレックスを売ったら税金はかかるのかで調べましたが、コンビがどちらに入るかは条文からは決めきれませんでした。売るなら先に税務署に聞きます。

気になるところを並べると値段の話ばかりになりますね。それでも、手放そうと考えたことはまだ一度もありません。
定価と相場、中古で探すときに見るところ
正規店の定価は、いま2,981,000円です。買取価格や並行店の販売価格は日によって動くので、ここでは2025年1月に自分が控えた買取価格290万円しか書いていません。いまの相場を自分で調べる手順はロレックスの相場の見方にまとめています。
中古で探すなら、まず型番です。126711CHNRなのか、旧型の16713なのかで、素材もベゼルもムーブメントも違います。次に保証書の有無と日付を見てください。保証書の日付が、5年の保証期間の起点になります。付属品で何を見ればいいかはロレックスの付属品は何を残せばいいのかに書いています。
正規店で買う場合、126711CHNRは指定モデルではありません。ただ、買えば全モデル6カ月・同じ品番1年の制限がかかります。手放したあとの買い直しや後悔についてはロレックスを売ると後悔するのかで考えました。
まとめ:迷っているなら、着けていく日を先に1つ決めてください
ルートビア(126711CHNR)は、自分にとって「旅の日の時計」です。毎日着けるのはグリーンサブで、カフェオレは国内の旅行と出張の日に腕に乗ります。役割を決めて買ったので、箱の中で止まりっぱなしにはなっていません。
値段は高く、防水やブレスではステンレスのモデルに劣るところもあります。それでも、1本目で逃したGMTを定価で手に入れられたことには満足しています。
これから買うか迷っている方は、店に行く前に「この時計を着けていく日」を1つだけ決めてみてください。それが思い浮かぶなら、きっと箱にしまいっぱなしにはなりません。









