【聞かれたのはロレックスのことだけ】ロレックス以外の購入実績は効くのか|外商なし・コネなしで2本買った話

ロレックスマラソンをしていたころ、ずっと気になっていた噂があります。正規店でロレックスを案内してもらうには、先に同じ店でほかのブランドの時計や宝飾品を買って「実績」を作っておくといい、とよく言われていました。
自分には外商もコネもありません。ロレックスを買うために、他のブランドで買い物をしたこともないです。それでも正規店で2本買えました。なので、ロレックス以外の購入実績を作らなかった側から見た話として読んでもらえればと思います。
結論から言いますと、ロレックス以外の買い物で実績を作るやり方は、自分ならやりません。2本目の店で毎回聞かれたのはロレックスのことだけでしたし、ほかのブランドの買い物が効いたかどうかを確かめる方法もないからです。
- 2本目を買った店で、入るたびに聞かれた5つの質問
- 購入履歴がないときとあるときで、入店回数がどう違ったか
- 誰に売るかを決めているのは誰なのか(ロレックス本社の声明)
- ほかのブランドで実績を作る前に考えておきたいこと
- 外商について、自分が書けることと書けないこと

結論:実績を作るなら、ロレックスの1本目がいちばん確かでした
「購入実績」と一口に言っても、その中身はばらばらです。同じ店でロレックスを買った履歴もあれば、ほかの店舗で買った記録、同じ店で違うブランドを買った履歴もありますし、百貨店の外商枠まで含めて、全部まとめて「実績」と呼ばれています。
この中で自分の記録から言えるのは、ほかの店でロレックスを買った履歴くらいです。2本目のお店では、通うたびに「ロレックスはお持ちですか」「どこで購入されたんですか」と聞かれました。店員さんが確認していたのは、ロレックスの購入履歴でした。
逆に、ほかのブランドでの買い物は自分はやっていないので、効くとも効かないとも言えません。よく分からないものに数十万円を払う気にはなれませんでした。

「実績を作れば買える」と聞くと、近道があるように思えてきます。自分も最初はそう思っていました。
2本目のお店で、入るたびに聞かれた5つの質問です
2本目のGMTマスターII カフェオレ(126711CHNR)を購入したのは、2025年1月11日でした。通っていた2店舗のうち買えたのはA店です。こちらの店舗は、それまで通っていたお店とは接客のテイストがまったく違っていました。
初めて入った日の日記に、そのとき聞かれたことをそのまま書いてあります。

「ロレックスはお持ちですか」「どこで購入されたんですか」「いつご購入されたんですか」「何が欲しいんですか」「どうして欲しいんですか」、聞かれるのはこの5つです。4回目も5回目も、担当の方が替わっても同じ流れでした。日記には「またまた面接」と書いてあります。
前半の3つはロレックスの購入履歴の確認で、どの店舗でいつ買ったのかまで詳しく聞かれます。後半の2つは、どうして欲しいのかという理由の確認でした。
聞かれなかったこと
日記を見返しても、ほかのブランドの時計や宝飾品の話は出てきませんでした。この店で以前何か買ったことがあるかも聞かれていませんし、年収や職業を尋ねられた記録もありません。
1店だけの記録なので、全部のお店がそうだとは言えません。ただ、少なくとも自分が買えたお店では、ロレックス以外の買い物は話題にすら上がりませんでした。
このときのやりとりは、1回ごとに2025年のロレックスマラソン日記へ残しています。
1本目は「何もない客」から始めました
1本目のグリーンサブ(126610LV)のときは、正規店での購入履歴がゼロでした。外商もコネもなく、日記の自己紹介にも「外商なし。コネなし。」とだけ書いてあります。いわゆる一見客でした。
その状態で8店舗を回り、入店した回数は合計で61回になりました。買えたのは、そのうち9回通った店です。

2本目は2店舗で合計7回、買えたA店へは5回通いました。数字だけ並べてみると、購入履歴があるときのほうが、ずっと少ない回数で済んでいます。
2本目が5回で終わったのは、履歴のおかげだけではありませんでした
ここは正直に書いておきますが、1本目のグリーンサブはステンレスのプロフェッショナルモデルで、狙っている人が多いモデルです。対して2本目のカフェオレは金とステンレスのロレゾールなので、好みがはっきり分かれます。2025年の日記にも「前回のマラソンよりも競争率が低いモデル」と書きました。
回った店舗数も8店舗と2店舗で違いますし、61回から7回に減った理由が、購入履歴の効果だけだとは言い切れません。モデルごとの人気や店舗を絞った影響も重なっている気がします。このあたりの数え方については、ロレックスマラソンは何回通えば買えるのかで詳しくまとめています。

1本目のときは「実績がないから無理なのかな」と何度も思いました。それでも、実績ゼロのまま買えたお店はちゃんとありました。
誰に売るかは、お店が決めています
ロレックス公式サイトの「ロレックスを購入する」ページを見てみると、新品を購入できるのは正規品販売店に限られることと、5年間の国際保証について書かれています。購入履歴や、どうやって案内する客を決めているのかといった点については一切触れられていません。
手がかりとして参考になるのが、2021年9月に海外メディアで報じられたロレックス本社の声明です。その中では、時計の販売は正規店でのみ行っており、どのお客さんに時計を割り当てるかは各店舗が独自に管理しているといった内容が伝えられていました。品薄は戦略的なものではない、という一文も含まれています。
ロレックス本社が「この条件の人に売る」という全国共通の基準を出しているわけではありません。基準はお店ごとに違っていて、外からは見えないようになっています。
お店によって、見ている物差しが違いそうです
そう考えると、ほかのブランドの購入実績がプラスに働く店があっても不思議ではありません。時計や宝飾品を幅広く扱うお店なら、店全体での付き合いを見ている可能性もありますし、ここは否定しきれないところです。
店舗ごとの違いは確かに感じていました。2025年の日記にも、そごう大宮店について「レアモデルを実績なしで購入するチャンスが少ない店舗」と書いています。紙に名前と時間が書かれた、アポを取って案内されているらしいお客さんを見かけたお店でした。
一方で、同じそごう大宮店でも、友達は奥さんと1歳の子どもを連れて行って、1回目でデイトジャストを買えたそうです。プロフェッショナルモデルではなく、転売で大きく稼げるようなモデルでもありません。購入実績がなくても、モデルによっては一見の客にも出してもらえることがあります。
同じ店でも、狙うモデルによって話が変わってきます。これを見ると、「実績さえ作れば」という話がどこまで当てはまるのか、余計に分からなくなりました。
ほかのブランドで実績を作る前に、一度考えておきたいこと
それでも実績づくりを考えている方に向けて、自分がやらなかった理由を書いておきます。
欲しくないものに使ったお金は、戻ってきません
ロレックスは、定価で買えさえすれば手放すときも損をしにくい時計です。1本目のグリーンサブは定価1,648,900円に対して、2025年1月時点の買取相場が2,250,000円でした。あほらしいからやめたと書いた記事で2本ぶんの差額を並べたときも、そのあたりは変わりませんでした。
ほかのブランドの時計や宝飾品となると、事情が変わってきます。買った値段のまま売れるものばかりではありませんし、ロレックスのために買った別の時計が、使わないまま箱に眠ってしまうこと。これがいちばん避けたい形でした。
本当に欲しいものなら話は別です。もともと買うつもりだった時計を同じお店で買うなら、何もおかしくありません。ただ自分が引っかかるのは、ロレックスを案内してもらうためだけに、欲しくもないものを買う場合です。
効いたかどうか、確かめる方法がありません
仮に50万円の別の時計を買って、その半年後にロレックスを案内されたとしても、それが実績のおかげなのか、たまたま在庫が入った日だったのかは、こちら側からは見分けがつきません。
案内されなかったときも同じで、実績が足りなかったのか、そもそも入荷がなかったのかも分かりません。答え合わせができないまま、お金だけが出ていきます。
購入制限は、ロレックスで何を買うかで決まります
ロレックスを買うときは、顔写真付きの身分証を見せて、本人名義のクレジットカードで支払います。そのうえで、全モデルは半年、同じ品番なら1年といった購入制限の説明を店員さんから受けます。ここでカウントされるのは、どのロレックスをいつ買ったかです。
要するに、ロレックスの購入は正規店側で記録されていて、次にいつ買えるかまで決まってしまいます。ほかのブランドでの買い物は、この仕組みには関係ありません。詳しい制限の内容はロレックスの購入制限を2本に当てはめた記事にまとめてあります。

ロレックスの履歴は、次に買える日まで店員さんが案内してくれるくらい、はっきりと残ります。ほかの買い物との一番の違いはそこかなと思っています。
外商については持っていないので分かりません
百貨店の外商があると有利、という話もよく耳にします。ただ、自分は外商カードを持っていないので本当のところは分かりません。1本目の2024年のマラソン日記にも、2本目の日記にも「外商なし」と書いています。
外商をつけるには、百貨店で年間それなりの額を買っている必要があります。ロレックスのために外商を目指すのは、さすがに順番が逆な気がします。普段から百貨店を使っていて、すでに外商がついている方なら、売り場の担当者に相談してみる価値はあると思います。
自分には確かめようがないので、これ以上書くのはやめておきます。
自分がやったのは、ロレックスの履歴を正直に話すことだけでした
2本目の店で5つの質問を受けたとき、自分は1本目のことをそのまま答えていました。買った店や時期、選んだ品物のこと。それから、なぜ今回はカフェオレにしたのかという理由です。
欲しい理由は、毎回同じように伝えていました。以前GMTマスターIIを探していたことや、1本目のグリーンサブとは違ってもう少し華やかさが欲しいこと。この2つは、店員さんが替わっても言い方を変えずに話しています。
2本とも正規店で定価どおり、自分の名義で買っていたので、聞かれて困ることは何もありませんでした。履歴があること以上に、尋ねられたときに迷わず答えられるかどうかのほうが大事だった気がします。
ちなみに、2025年に何度かそごう大宮店に行ったときは、以前より少し対応がやわらかくなっていた気がします。お店に入ったときに声をかけてもらえて、モデルの説明もしてもらえるようになっていました。レアモデルが出てきたわけではありませんが、1本目を買った後だったこともあり、何かしら見られていたのかなと思っています。
店員さんとどんなやりとりをしたかは、ロレックスマラソンで店員と何を話すかに話題ごとにまとめています。
ひとつだけ失敗したことがあります
A店に行った2回目のことです。店員さんに小さな声で「今検品中で……」と言われたのに、在庫がないものだと思い込んで「大丈夫です」と帰ってきてしまいました。実績の有無とは関係なく、相手の言葉を最後まで聞かなかったせいで逃してしまったのかもしれません。このあと3回通って、5回目で買えました。
まとめ
2本目の店で毎回聞かれたのは、ロレックスを持っているかや、いつどこで買ったか、あとは欲しいモデルとその理由くらいでした。ほかのブランドでの買い物については、一度も話題に出ていません。
誰に売るかは店ごとに決めていて、その基準は外から見えません。ほかのブランドの実績が効く店もあるのかもしれませんが、効いたかどうかを確かめる方法がない以上、自分はそこにお金を使いません。
購入の実績がゼロでも、1本目は買えました。これから1本目を探すなら、別の買い物をして実績を作ろうとする前に、まずは欲しいモデルと理由を1つに絞ってみてください。









