【公式は直径だけ】ロレックスのケースサイズはどこでわかる?

2本目を決めるときに、1本目と大きさが重ならないほうがいいと考えて、公式サイトでケースの直径を並べて見ていました。そこで引っかかったことがあります。直径以外の数字が、どこにも出てこないのです。
厚みは何ミリなのか。ラグの先から先までは何ミリなのか。手首が何センチの人に合うのか。探しても、ロレックスの公式サイトでは見つけられませんでした。
この記事は、ロレックスのケースサイズについて公式サイトが何を公開していて何を公開していないのかを、2026年9月26日に実際に見て回った記録です。日付を書いているのは、公式サイトの中身が入れ替わるからです。
- ロレックス公式が出しているサイズの数字は、ケースの直径ひとつだけだということ
- 公式ページで直径を確認できた10モデルの数字
- モデル名に数字が入っているコレクションと、入っていないコレクション
- 厚みとラグの長さが分からないまま選ぶと、どこで困るか
- 「ボーイズサイズ」がロレックスの言葉ではないこと

公式が出しているサイズの数字は、直径ひとつだけでした
最初に結論です。ロレックスがサイズとして公表しているのは、ケースの直径だけでした。それ以外の寸法は、公式サイトの中に見当たりません。
確かめたのはサブマリーナー デイト(リファレンス126610LV)の技術仕様です。上から順に、リファレンス、モデルケース、ベゼル、オイスター アーキテクチャー、リューズ、クリスタル、防水性、ムーブメント、ブレスレット、ダイアルと並んでいます。このうち数字が入っていたのは、直径の41mm、防水の300m、キャリバーの3235くらいでした。
ケースの厚みは書かれていません。ラグ幅も、ラグの先から先までの長さも、重さのグラム数も同じです。ベルト交換をしたい人が知りたいラグ幅すら、公式の技術仕様には出てきませんでした。

どこかに詳しい寸法表のページがあるんだろうと思って探していました。無いと分かるまで、けっこう粘りました。
時計のケース径は、リューズを含まない直径で表すのが一般的です。ロレックスの「直径 41 mm」も、リューズの出っ張りは入っていない数字として読むことになります。腕に載せたときの横幅は、実際にはこれより少し大きくなります。
モデル名に数字が入っているコレクションと、入っていないコレクション
公式サイトを見ていて気づいたのは、サイズの伝え方が2通りあることでした。商品名でサイズを言っているものと、言っていないものがあります。
名前がそのまま答えになっているもの
デイトジャストは、公式のモデル一覧がデイトジャスト 31・36・41という名前で並んでいます。オイスター パーペチュアルはもっと細かくて、28・31・34・36・41の5サイズです。エクスプローラーも、エクスプローラー 36とエクスプローラー 40に分かれています。
この書き方をしているコレクションは、商品名を見た時点で直径が分かります。中古サイトで「デイトジャスト36」と書かれていれば、それは36mmのことだと判断できます。
名前に数字がないものは、1ページずつ開くしかありません
一方で、サブマリーナーにもデイトナにも名前に数字は入っていません。この手のモデルは、1ページずつ開いて技術仕様を見るまで直径が分かりません。今回そうやって確認したのが、次の数字です。
- サブマリーナー デイト(126610LV):41mm
- コスモグラフ デイトナ(126500LN):40mm
- GMT マスター II(126710BLRO):40mm
- エクスプローラー II(226570):42mm
デイトナとGMT マスター IIが同じ40mmなのは、正直なところ意外でした。店頭のショーケースで見比べると、デイトナのほうがひとまわり小さく見えていたからです。ベゼルの目盛りの入り方で、同じ直径でも印象が変わります。

残りのコレクションは、公式ページを開けば数分で分かります
2026年9月26日時点で、公式サイトのウォッチ一覧に並んでいるコレクションは17あります。
- ランドドゥエラー / デイデイト / スカイドゥエラー
- レディ デイトジャスト / デイトジャスト / オイスター パーペチュアル
- コスモグラフ デイトナ / サブマリーナー / シードゥエラー / ディープシー
- GMT マスター II / ヨットマスター / ヨットマスター II
- エクスプローラー / エクスプローラー II / エアキング / 1908
直径を知りたいときの手順は単純です。公式サイトで目当てのモデルのページを開き、下のほうにある技術仕様を出して、モデルケースの欄にある「直径」を読みます。ブロシュアのPDFを落とせば同じ数字が載っています。
今回は自分が買うときに迷った範囲だけを確認したので、ヨットマスターやデイデイトの直径は、今回は書いていません。確認していない数字を並べて一覧表にするほうが、記事としては見栄えがします。ただ、それをやると自分が見ていないものを書くことになるので、やめました。
直径が同じでも、腕の上での見え方は同じになりませんでした
ここからが、公式に数字がない側の話です。ショーケースで何度も見比べて、直径の数字と見え方が一致しないのはどこなのかを考えていました。だいたい、次の2つに行き着きます。

厚み
袖口に入るかどうかは、直径ではなく厚みで決まります。ワイシャツの袖の中で時計が引っかかる人は、直径を1mm下げるより厚みを見たほうが早いです。そして厚みの数字は、公式の技術仕様にありません。
厚みは、防水性能とムーブメントの都合で決まります。300m防水のダイバーズは、100m防水のモデルより厚くなりがちです。公式に数字がなくても、防水性能の欄はヒントになります。
ラグの先から先まで
もうひとつが、ラグの先から先までの長さです。時計を上から見たときの縦方向の長さで、手首の幅に収まるかどうかは、直径よりここで決まります。手首が細い人ほど、ここがはみ出すと不格好に見えます。
直径41mmでもラグが短く畳まれていれば収まりますし、直径39mmでもラグが長く伸びていればはみ出します。数字の比較だけで並べ替えても、この差は出てきません。
重さも公式には出ていません。ブレスレットの素材と長さで変わるので、同じモデルでも人によって違う数字になるからだと思います。ただ、金無垢とスチールを持ち比べたときの差は、数字を見なくても手に伝わってきます。
「手首の6〜7割」という目安を、公式の中で探しました
時計のサイズの話になると、必ず出てくる目安があります。ケースの直径は手首の幅の6割から7割がちょうどいい、という数字です。
これがロレックスの言っていることなのかを確かめたくて、公式サイトを見て回りました。結果として、その基準はロレックスのページでは見つけられませんでした。自分の探し方が足りていない可能性は残ります。ただ、少なくともモデルページと技術仕様には書かれていません。
なので、ここでは「6〜7割」をロレックスが言っていることとしては書きません。目安として使うぶんには便利な数字だと思いますが、出どころはロレックスではない、ということです。
自分が店で見ていたのは、数字より先に袖口でした。腕に載せて、シャツの袖を下ろして、引っかかるかどうか。数字より、袖を下ろしたときの1秒のほうが正確です。
ボーイズサイズという言葉は、公式には出てきません
中古を探していると必ず出てくる呼び方に、ボーイズサイズがあります。メンズとレディースの中間、だいたい30mm台のロレックスを指す言い方として使われています。
この区分は、ロレックスの公式サイトには存在しません。17のコレクションのどこにも「ボーイズ」という言葉は出てこないので、販売店と中古市場の側で定着した呼び方ということになります。
いま公式にある小さめのサイズは、オイスター パーペチュアル 28・31・34・36と、デイトジャスト 31・36、それにレディ デイトジャストです。「ボーイズサイズが欲しい」を公式の言葉に翻訳すると、31mmから36mmのあたりになります。
ややこしいのは、ボーイズサイズという言葉が検索では今も生きていることです。中古を探すときの検索語としては有効です。公式の言葉ではないからといって、使わないほうがいいという話ではありません。
レディ デイトジャストは、デイトジャストとは別のコレクションです
小さいサイズを探していると、デイトジャストとレディ デイトジャストが混ざって出てきます。公式サイトでは、この2つは別のコレクションとして並んでいました。デイトジャストの一覧に出てくる31mmと、レディ デイトジャストは、別の入り口から入ることになります。
中古サイトではどちらも「レディース」でひとまとめにされていることがあるので、探しているサイズが出てこないときは、コレクション名のほうを疑ってみてください。

自分は最初、ボーイズサイズはロレックスが決めた正式な呼び名だと思っていました。公式サイトを一周して、どこにも出てこないので気づきました。
中古を見るときは、モデル名ではなく型番で確認するしかありません
公式サイトに並んでいるのは現行モデルだけです。一世代前の型番のページは、公式では見つけられませんでした。中古で買う人にとっては、ここがいちばん困るところだと思います。
たとえば「サブマリーナーは41mm」と覚えてしまうと、中古のサブマリーナーを見たときに判断を間違えます。同じコレクション名でも、型番が変わったときにサイズが変わっていることがあるからです。見るのはモデル名ではなく、5桁か6桁の型番のほうです。
自分がやっているのは、気になった中古の型番をメモして、その型番のケース径が書かれている情報を探すところまでです。公式で裏が取れないぶん、ここは店に聞いたほうが早い部分だと思っています。
型番の頭を見ると、世代のあたりがつきます
中古を見るときに覚えておくと早いのが、型番の先頭の数字です。126・226・228・336で始まるものは新しい世代、116・216・118・114と5桁のものは一世代前になります。
世代が変わるタイミングで、ケースの直径やブレスレットの仕様が変わることがあります。同じ「サブマリーナー」でも、型番の頭が違えば別物として見たほうが安全です。中古サイトで型番を控えておけば、あとから調べ直せます。
2本目を決めたときに、直径をどう使ったか
自分は2024年1月から2月にかけて18日通って1本目を買い、2025年12月から2026年1月にかけて入店5回で2本目を買いました。買ったのはグリーンサブ、つまりサブマリーナーです。公式に41mmと書かれている現行のほうを買っています。
2本目を選ぶときの基準は、1本目と役割が重ならないことでした。色、ケース径、機能、着けていく場面。このうちどれかが1本目とかぶっていたら外す、という決め方をしています。詳しくはロレックスの2本目は何を選ぶかに書きました。
このとき直径は、決め手ではなく、外すための条件として使いました。同じ41mmのものを2本並べても、着け替えた実感がありません。1mm差なら誤差ですが、5mm違うと別の時計に見えます。
逆に言うと、1本目のときは直径をほとんど気にしていませんでした。欲しいモデルが先に決まっていたからです。サイズで迷うのは、モデルが決まっていない人か、2本目以降の人だと思います。
同じ直径でも、ブレスレットで腕の上の面積が変わります
公式の技術仕様で、直径のほかに形を教えてくれる欄がひとつあります。ブレスレットです。種類と素材、留め具の名前まで書かれています。
ここが効いてくるのは、腕に載せたときの見た目の面積が、ケースだけで決まらないからです。幅の広いブレスレットは、ケースからそのまま手首の側面まで金属が続くので、直径の数字以上に大きく見えます。逆に、コマの細かいブレスレットは、同じ直径でも軽く見えます。
直径だけを見て選ぶと、この差が抜け落ちます。ショーケースで2本並べてもらったときに、数字が同じなのに印象が違うと感じたら、たいていブレスレットのほうを見ています。
留め具の構造も、公式の技術仕様に名前が出ています。伸縮の仕組みが付いているかどうかで、夏に手首がむくんだ日の逃げ道があるかが変わります。この部分は、買ってから気づいても手遅れです。ケースの大きさと同じくらい、先に見ておいたほうがいい欄だと思います。
直径の数字で決めていい人と、店に行ったほうがいい人
ここまで書いておいてなんですが、全員が試着しないと決められないという話ではありません。
正規店に在庫があるとは限らないので、試着だけなら中古店のほうが確実です。自分も並行店は見に行きました。買うのは正規店と決めていましたが、大きさを見るだけなら、置いてある店に行くのがいちばん早いです。
サイズが合わなかったときに、直せるところと直せないところ
買ったあとの話も書いておきます。サイズが合わないと感じたとき、直せるものと直せないものがはっきり分かれます。
ブレスレットの長さは、あとから調整できます。コマを抜いたり、留め具側の微調整の仕組みを使ったりして、腕まわりに合わせられます。夏と冬で手首の太さが変わるぶんも、ここで吸収できます。
直せないのは、ケースそのものです。直径も厚みも、買ったあとには変えられません。腕に載せたときに大きいと感じた時計は、何年着けても大きいままです。
この差があるので、店で見るときの優先順位は決まってきます。ブレスの長さは後回しでよくて、見るべきはケースの大きさと厚みのほうです。
まとめ
ロレックスの公式サイトが出しているサイズの数字は、ケースの直径だけでした。厚みも、ラグの先から先までの長さも、重さも、公式の技術仕様には載っていません。
名前に数字が入っているコレクション、つまりデイトジャストやオイスター パーペチュアル、エクスプローラーは、商品名を見るだけでサイズが分かります。サブマリーナーやデイトナのように名前に数字がないものは、1ページずつ開いて技術仕様の直径を読むことになります。今回そうやって確認できたのは、サブマリーナー デイトが41mm、デイトナとGMT マスター IIが40mm、エクスプローラー IIが42mmでした。
公式で確認できる数字は直径だけなので、最後は腕に載せるしかありません。数字で絞ってから、店で決めます。自分が2本買うまでにやっていたのは、結局これだけでした。
次に正規店へ行く予定があるなら、シャツの袖のある服で行ってみてください。腕まくりをして試着すると、袖口に入るかどうかが分からないまま帰ることになります。

サイズの話は、調べれば調べるほど「試着してください」に戻ってきます。それでも直径の数字を先に知っておくと、店で見る本数が減って楽でした。









