ロレックス
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【70時間で決まる】ロレックスにワインディングマシーンは必要か|2本持ちで計算して買いませんでした

claude
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ロレックスが2本になると、片方は必ず引き出しの中で止まります。自動巻きなので、腕から外して置いておけば、そのうちゼンマイが切れて秒針が動かなくなります。

そこで出てくるのがワインディングマシーンです。時計を入れておくと自動で回してくれる箱で、通販だと5,000円くらいから買えます。買おうかどうか2週間ほど迷って、結局買いませんでした。

決め手は、止まるまでの時間を数えたことです。

この記事でわかること
  • 現行ロレックスが止まるまでの時間と、自分の着け方で止まるかどうかの判定
  • ワインディングマシーンを10年回したときの本体代と電気代
  • 回転方向と回転数を、ロレックスの場合どこまで気にすればいいか
  • 買ったほうがいい人と、買わなくていい人の線引き
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結論:週に1回でも腕に乗せるなら、要りません

先に結論だけ書きます。自分の時計を週に1回以上着けているなら、ワインディングマシーンは買わなくて大丈夫です。止まる前に次の出番が来るので、マシーンの出番がありません。

逆に、月に2〜3回しか着けない時計は、ほぼ毎回止まった状態で引き出しから出てきます。この場合だけは買う価値があります。理由は下で数字にします。

現行のロレックスは、外してから約70時間で止まります

まず押さえておく数字がひとつだけあります。現在のロレックスに載っているキャリバー3230・3235系のパワーリザーブは、約70時間です。フル巻きの状態で腕から外すと、そこから70時間動き続けて止まります。

70時間は「2日と22時間」です

70時間を日に直すと2.9日です。日曜の夜9時に外したなら、水曜日の夜7時ごろに止まる計算になります。感覚より長いと思います。私も3日近くもつとは思っていませんでした。

この70時間という数字は、2015年に出たキャリバー3235から始まっています。クロナジー脱進機に変わって効率が上がり、それまでの48時間から一気に伸びました。ロレックス自身が「金曜の夜に外して月曜の朝に着けても止まらない」と説明していて、実際その通りの設計になっています。

古いモデルだと、この話は当てはまりません

ひとつ前のキャリバー3135は、パワーリザーブが約48時間です。48時間ということは丸2日なので、金曜の夜に外したら日曜の夜には止まっています。中古で少し前のサブマリーナやエクスプローラーを買った人は、この記事の70時間を48時間に読み替えてください。判定がひっくり返ります。

ちゅけ
ちゅけ

自分の時計が何時間もつのか分からない場合は、リューズを巻いて金曜の夜に外し、月曜の朝に見てみるのが早いです。動いていれば70時間側です。

自分の着け方で止まるのか、時間を数えました

ここからが本題です。「外してから次に着けるまで何時間空くか」を着け方ごとに出して、70時間の線と比べました。

ロレックスのパワーリザーブ70時間と、着け方ごとの放置時間を比べたグラフ
青が止まらない着け方、赤が止まる着け方です

金曜の夜に外して月曜の朝に着ける平日勤務のパターンは60時間で、70時間に届きません。つまり止まりません。ここがロレックスのうまいところで、週休2日の生活にちょうど合うようにパワーリザーブが決まっています。

一方、週末しか着けない人は132時間空くので、土曜の朝にはまず止まっています。月に2〜3回だと240時間なので、確実に止まっています。

10年回し続けると、いくらかかるのか

次に、買った場合のコストを出しました。ワインディングマシーンは電源を入れっぱなしにする家電なので、本体価格だけでは終わりません。

ワインディングマシーンの本体価格と10年分の電気代を積み上げたグラフ
10年使うつもりなら、電気代も本体代の一部として見たほうが正確です

電気代は10年で5,430円でした

消費電力を2W、24時間つけっぱなし、電力量料金を31円/kWhとして計算すると、1年で543円です。10年回し続けても電気代は5,430円ほどにしかなりません。正直、思ったより安かったです。1万円の機種なら10年総額15,430円で、1日あたり4.2円です。

ここまで安いなら買ってもよかったのですが、引っかかったのは金額ではありませんでした。

止まらないことと引き換えに、部品は回り続けます

時計修理店のサイトを何本か読んで気になったのが、摩耗の話でした。マシーンに入れている間、ローターも歯車も腕に着けているときと同じように動き続けます。つまり、着けていない時計を勝手に稼働させていることになります。

油の偏りを防げるというメリットとしてよく挙げられる点も、裏返せば「動かしている」ということです。うちの2本はまだ一度もオーバーホールに出していません。この話はロレックスのオーバーホール頻度は10年でいいのかで調べたときの結論と地続きで、動かす量を増やしてまで得たいものかと考えると、答えは出ませんでした。

ちゅけ
ちゅけ

毎日着ける時計を、夜だけマシーンに入れる。この使い方がいちばん意味が薄いです。どうせ止まらないので。

回転方向と回転数は、ロレックスなら悩まなくていいです

検索すると「回転方向はどっちか」という記事がやたら出てきます。ロレックスの場合、ここは深追いしなくて大丈夫でした。

ロレックスのパーペチュアルローターは両方向で巻き上がる仕組みなので、時計回りでも反時計回りでも巻けます。市販のマシーンはたいてい「両方向」モードを持っているので、それを選べば終わりです。

回転数(TPD)のほうは、ロレックスは650回前後が目安とされています。ただ、最近の製品は数字を選べるようになっているので、ここも設定画面で選ぶだけです。買う前に何時間も比較するような論点ではありませんでした。

それと、ロレックス純正のワインディングマシーンは市販されていません。「ロレックス対応」と書いてある商品は、どれもサードパーティ製です。

買ったほうがいい人と、たぶん要らない人

数字をひととおり出したうえで、線引きするとこうなりました。

買ったほうがいい人
  • 3本以上持っていて、順番が回ってくるまで1週間以上空く
  • 日付とデイデイトの曜日を合わせ直すのが本気で面倒
  • ケースに並べて眺めたい。実用ではなく趣味の道具として欲しい
たぶん要らない人
  • 1本しか持っておらず、平日は毎日着けている
  • 2本を1日おき、あるいは数日おきに替えている
  • 時刻合わせを、着ける前の30秒として受け入れられる

分かれ目は本数でも値段でもなく、「次に着けるまで何時間空くか」の一点です。70時間を超えるかどうかだけ見れば決まります。

それでも買う人が、選ぶときに見るところ

ここからは、上のボックスで「買ったほうがいい人」に当てはまった方向けです。自分は買いませんでしたが、週に一度も腕に乗せない時計があるなら、止まったまま引き出しに入れておくよりマシだと思います。

比較サイトはチェック項目を10個くらい並べていますが、ロレックスに使う前提だと効いてくるのは2つだけでした。

収納本数は「持っている本数マイナス1」で足ります

毎日着ける1本は、そもそもマシーンに入れる必要がありません。止まらないからです。3本持っていて1本を日常使いにしているなら、2本巻きで間に合います。4本巻き・6本巻きになると値段が一気に上がるので、先に手持ちの本数から1を引いてください。

静音性は、載っているモーターで決まります

寝室や書斎に置くなら、ここだけは妥協しないほうがいいです。商品説明に「マブチモーター」と書いてある機種は静かな部類で、5,000円台から選べます。逆にレビューで「夜中にモーター音が気になる」と書かれているものは、置き場所を選びます。24時間回りっぱなしの家電なので、音は毎日効いてきます。

回転方向と回転数は前の見出しで書いたとおりで、両方向モードがあれば終わりです。「ロレックス専用」をうたう商品を探す必要はありません。純正品が存在しないので、どれを買ってもサードパーティ製です。

ちゅけ
ちゅけ

逆に言うと、この2つ以外は見た目の好みで選んで大丈夫です。木目が好きなら木製、机の上をすっきりさせたいなら黒の合皮、くらいの決め方で困りません。

価格帯ごとの10年総額は、前に出したグラフのとおりです。5,000円の機種なら電気代込みで10,430円、1万円なら15,430円になります。1日あたりに直すと3円前後なので、迷っているなら安いほうから試して、音や使い勝手が気に入らなければ買い替える形でもいいと思います。

自分は買わずに、置き場所を決めました

結局うちがやったのは、2本の置き場所を1か所にまとめて、寝る前に外した時計をそこに戻すことだけでした。3,000円のケースを1つ買って終わりです。

止まっていたら、リューズを20〜30回巻いて時刻を合わせます。慣れると30秒くらいで、着替えている間に終わります。1万円と10年分の電気代を払って省けるのが、この30秒でした。

ただ、これは2本だからです。3本目が来たら考え直すと思います。

まとめ

ワインディングマシーンが必要かどうかは、好みではなく時間で決まりました。外してから次に着けるまでが70時間以内なら要らないし、超えるなら買う価値があります。

  • 現行のロレックス(3230・3235系)のパワーリザーブは約70時間、日に直すと2.9日
  • 平日勤務なら金曜の夜に外しても60時間で、月曜の朝まで止まらない計算
  • 週末だけ着ける場合は132時間空くので、毎回止まった状態
  • 1本1万円のマシーンを10年回した場合の総額は、電気代込みで15,430円
  • ロレックスは両方向巻き上げのため、回転方向を選ぶ必要なし

自分の生活で何時間空くのか、一度だけ数えてみてください。買うか買わないかは、そこで決まります。

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