書評

【祝!新版!】影響力の武器【要約・感想・まとめ】

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書籍情報

2023/11/10 発刊されたばかりの新版があります!

「影響力の武器[新版]:人を動かす七つの原理」はこちら

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書名:影響力の武器-なぜ、人は動かされるのか-

著者名:ロバート・B・チャルディーニ

出版社:誠信書房

著者について

ロバート・B・チャルディーニ

アリゾナ州立大学名誉教授、社会心理学者、Influence at Work社代表

引用元:誠信書房

書評

どんな本?

「試食だけのつもりが商品を購入してしまった」
「希少性が高いと思い込み高い値段で買ってしまった」
「タイムセールだからといってそんなに欲しくないものを買ってしまった」

皆さんはこのような経験をしたことがあるでしょうか?

これらの行動は決してあなた自身が弱いのではなく、人間が備えている本能をうまく操られてしまうことによって誘導された結果起きたことです。

本書ではそのような人動かす6つの原則をなぜ成立してしまうのか、どうすれば防衛することができるかを事例とともに紹介しています。

新版の「影響力の武器[新版]:人を動かす七つの原理」では既存の6つの原則に加え、7つ目の承諾誘導戦略が加わり 時代に即した用語にアップデート事例や文献も追加している。

読んだきっかけ

ちゅけ

マーケティングについて学ぶ道中でロングセラーに学びたいと思ったことがきっかけです!

要約

  1. 日常の判断を行う際には私たちは自動的反応をすることが多い。この自動的反応は脳のリソースを節約するために、備えられた人間の機能である。この機能により短時間で適切な対応をすることができる。
  2. 人に対して影響を与えてしまう原則は6つある。 その原則とは返答性、好意、社会的証明権威、希少性、一貫性、一体性である。
  3. 自動的反応は特定の刺激で毎回一定の行動をしてしまうためその仕組みを利用したマーケティングなどを受けてしまうと私たちの行動がコントロールされてしまうことがある。

良かった点・悪かった点

  • 人に影響与える原則を6つと言う形で紹介しているので覚えやすい
  • 事例がふんだんに紹介されており納得感がある
  • どのようにして人が原則により操られてしまうのかを学ぶことができる
  • 事例が多いがゆえ400ページほどあり全部読もうとすると本初心者には辛いかもしれない

感想・まとめ

本書では人がどのような商業活動で影響を受け、コントロールをされてしまうのかを6つの原則に分けて学びました。

事例が数多く挙げられていますが確かに私自身も同じような経験があるなという感じでとても納得できました。なぜ今までそのような行動をとってしまっていたのか、自分でもよくわからなかったのですが本書で6つの原則として整理され、なぜそのような原則に陥ってしまうのか理由を読んでいくと理解することができました。

根本としては人間の自動的反応の機能が働いてしまい相手の意図する通りに動いてしまうということでした。マーケティングをする側にとってはどのような戦術を打ち出せばいいのかの参考になりマーケティングを受ける側にとっては影響力の武器を用いて購買意欲を引き出す営業マンに対しての防衛策を学ぶ参考になります。

こんな人におすすめ!

  • 人がどのような影響で購買意欲をそそられるのかを知りたい人
  • マーケティングについて学習したい人
  • 営業で成果を上げたい人
  • 詐欺にあいたくない人

総評

個人的評価

ちゅけ

社会心理学の観点で人がどのような影響を受け購買意欲がそそられてしまうのかを教えてくれる本

大きな原則を6つ立て、それを説明する事例とともに紹介している本。

商品を売り込もうとする営業の人やマーケターにもオススメですし、先に会いたくない個人の方にもオススメです

気になったらぜひ読んでみてね😆