書籍情報
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著者について
大原 扁理(おおはら・へんり)
1985年、愛知県生まれ。高校卒業後、3年間の引きこもりと海外一人旅を経て上京。東京で隠居生活を送った後、現在は台湾で生活。著書に『20代で隠居 週休5日の快適生活』(K&Bパブリッシャーズ)、『年収90万円で東京ハッピーライフ』(太田出版)がある。ツイッター:@oharahenri
引用元:プレジデントオンライン
書評
どんな本?
20代で隠居を始めた著者が少ない年収でも幸せに生活できるという教訓を教えてくれる本です。
本書の内容は年収90万円をどのように稼ぐのか、その年収でどのように生活しているのか、全ての人に当てはまる再現性の高いハウツー本ではないです。
書かれている内容を素直にやれば 著者と同じような生活を手に入れられますが、それはあなたにとって本当に幸せな人生とは限りません
本書はどちらかと言うとなぜそのような少ない年収でも幸せに生活できるのか、著者の考えを語っている本です。
本書は、元ライブドアの社長として有名な堀江貴文さんも推薦しています。以下が堀江貴文さんの意見です。
親も先生も信用してはいけない。
就職しなくても生きていける。
終身雇用なんて期待するな。
世間の常識は疑ってかかれ。
同調圧力や空気に負けるな。
人生は一度きり。他人に自分の運命を左右されるのは御免だ。
など、僕と考え方はほとんど同じだ。
「働かざるもの食うべからず」なんて、古い。
堀江貴文
読んだきっかけ
両学長おすすめ書籍に載っていた本
少ない収入で幸せに暮らす方法が知りたいと考えたことがきっかけです!
要約
- 世の中の「普通」にとらわれず「自分」にとって何が幸せなのかを考えることが重要。
- 著者にとっての幸せな生活は「好きなことで生きる」のではなく「嫌なことで死なない」ということである。
- 嫌なことをやらなくなれば自然と時間ができるので、その時間で「普通」にとらわれず自分が好きなことをやる。やりたいことがないならば、特に何もしなくて良い。「世間」がいう生きる意味を考える必要もない。
良かった点・悪かった点
感想・まとめ
本書では年収90万円でも幸せに生活をしている著者の生活内容や考え方について教えてくれます。
著者は90万円を週2回のアルバイトで稼ぎ、それ以外の5日はお金がかからないことをやりたいがままにやっています。 例えば、図書館で本を読んだり、散歩をしたり、何もしなかったりしているそうです。 それ以外にも90万円でやりくりするために奥多摩にある駅から25分の家に住むことで家賃を抑えたり、食事は質素倹約を徹底し、食費を抑えたい、ブランド物の服は買わないなど質素な生活をしています。俗に言うミニマリストです。
著者の生活はシンプルであることを突き通し普通とは一線を越すものとなっております。なので全ての人が実践するのは難しいと思いますが、自分が大切だと思わないものに関しては、世間がなんと言おうと徹底してそぎ落とすことを価値観として大切にしているということでした。
そもそも「普通」とは世の中が勝手に決めたものであり、それが自分自身に適する事は絶対にないと述べています。そして著者にとっての幸せとはやりたくないことをやらないことであり、それが達成できるのであれば、大きく稼いだり成功したりしなくても幸福感を感じるとも述べています。
この考え方は、ミニマリストの方にはとても響くことなのではないでしょうか。 見栄を張って、極端に自分が辛い思いをしながらミニマムな生活をするのも著者は違うと述べています。
自分にとって心地良い環境を作り上げることによって、幸せな生活が手に入れられるため、このような考え方をする人もいるのだと考えました。 私自身はたくさん稼いでものも買いたいし、いろんな経験もしたいと考えていますが、他の人がどうこうよりも自分がやりたいことを明確にして1つずつ叶えていくことが重要なのだと改めて考えさせられました。
生活のために仕事に追われ苦しい生活を余儀なくしている人に考え方を得るきっかけとしてぜひ読んでもらいたい1冊です。
こんな人におすすめ!
総評
年収が少なくても、幸せに生活する方法を教えてくれる本
世間が認めなくても自分が認められればそれで良いということの究極の形だと感じました。
何もしたくないと言うのが悪くないんだと言うことを教えてくれる本です
気になったらぜひ読んでみてね😆