書評

【必死のパッチ】大富豪アニキの教え【要約・感想・まとめ】

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書籍情報

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書名:大富豪アニキの教え-やばいで、オレ人生を変えるとんでもない秘密をバラしてもうた-

著者名:兄貴(丸尾孝俊)

出版社:ダイヤモンド社

著者について

兄貴(丸尾孝俊)

大阪生まれ。3歳で母親が家を出る。中学校卒業後、看板屋に丁稚奉公。 その後、吉本興業事業部に入社。独立。トラック運転手からセミナー会社経営などを経て28 歳で単身バリ島へ渡る。手持ち資金18万円、的屋業からはじめた商売は関連会社31社(従業員5千数百名)のグループ会社に成長。バリを中心にアジアに不動産資産数百ヘクタール、数十件の自宅を所有。 地元の人々に、学校、病院などを寄付するだけでなく、アスファルトの舗装、伝統芸能の楽団を維持・運営援助、52人の孤児の里親になるなど、今でも困っている人には惜しみなく手を差し伸べる。現地の人からは「アニキ、マルさん、ボス」などと呼ばれ、慕われている。 「その時代に合ったビジネスを、そのビジネスに合ったステージで実行せよ」という独自のビジネス手法や、その破天荒な経歴は、映画化されたベストセラー書籍『出稼げば大富豪』(クロイワ・ショウ著、KKロングセラーズ刊)に詳しい。出演DVDに「ホンマもんの成功法則」がある。 自著に「金のなる木の育て方」や、サラリーマン層の読者を新たに獲得しベストセラーとなった「大富豪アニキの教え」がある。

引用元:バリ島のアニキ公式サイト

書評

どんな本?

年収295万円の31歳のためサラリーマンがバリ島に住む大富豪の兄貴に出会って25の教えをこうことで人生の大逆転を図る物語。

このようなストーリーを通じて、 不動産で成功したバリ島に住む兄貴=著者が経験から悟った、人としてどうあるべきか、お金についての考えやマインド論などを教えてくれます。

目次は以下のようになっています。

1 一番大切なのは相手を自分ごとのように大切にすること

2 相手の為にお金を使い続ける

3 自分の童心を取り戻せ

4 自分から会いに行く

5 最強の問題解決は自分から会いに行くこと

6 相手を自分の家に泊まらせる

7 最初から恥をさらして相手の信用を得る

8 常に失敗と共にあることで成長する

9 仕事で生き残る人の条件は、義理と人情と職人技

10 リミッターをはずして本気になる

11 仕事に思い入れている時間を長くする

12 もうかる仕事が優先。転職は一つの仕事を続ける中で見つかるもの

13 ご縁をつなぐこと(紹介)に目を向けると人生が変わる

14 五分と五分の実力を保つライバルを持ち続ける

15 独立前に独立後のお客さんを確保する

16 人が一丸となっている会社を選べ

17 お金は稼げるだけ稼ぐ

18 一日14時間以上働きまくる

19 100万円ごとに金に換えてお金を増やせ

20 人とのつながりが生まれない投資はしない

21 生きる目的はより良いものを次の世代へ伝えるため

22 親に生きるエネルギーを与えることが親孝行

23 子育てで最もいけないのは過保護

24 親がやっていることを子供がやるようになる

25 人は鏡。相手の面倒を見れば必ず返ってくる

読んだきっかけ

ちゅけ

お金持ちになりたいと思ったことがきっかけです!

要約

  1. 1番大切なのは、相手のことを最も大切にすることである。 そのために相手のためにお金を使い続けたり、相手を自分の家に止めたり、恥をさらしたり、会いに行くことが大切であるそれにより何があっても助けてくれる人がいるおかげで生き残ることができる。
  2. 仕事は本当の意味で本気にならないと意味がない。仕事に咲く時間を極限まで高めることによって、仕事に関する思いつきなどが増え、結果的に成功の土台となる。
  3. もう彼氏事を優先してやる。独立するときには、独立する前にお客さんを持つ。株に投資せず、世界が終わったとしても価値を持つ金に投資するべきである。

良かった点・悪かった点

  • 物語風で語られており難しい内容も特にないので、読書が苦手な人でもサクサク読むことができる
  • ユーモア溢れる文章なので、楽しみながら読むことができる
  • 目次ごとに教えが分かれているため覚えやすい
  • 文章が稚拙、関西弁の多用など非常に内容がカジュアルなのでこのような文章を受け入れない人には向かない
  • あくまで著者の経験談や経験に基づく価値観を語っているので、誰もが当てはまるとは限らないと言うことを念頭に置く必要がある

感想・まとめ

本書はバリ島に住む不動産で人生を大逆転させた大富豪である兄貴が経験に基づいて、人としてどうあるべきか、お金に対してどう考えているかを語っている本です。

多くの内容は、他の自己啓発本などで見る内容と共通していました。特に相手のことを大切にすると言うことが最重要と言うふうに述べられていますが、これに関しては本当に数多くの著書で語られていることです。

例えば人を動かす影響力の武器リーダーになる人に知っておいて欲しいことGIVE & TAKEなど、私が読んだ著書の中でもこれだけの本が共通していました。

本書で特徴的だと思ったのは、人を大切にする方法を具体的に示しており、その内容が人間味に溢れることだと思いました。例えば 後輩に対してはおごりまくれと言っていて、他の人を家に泊めてあげるなどは本書でしか見かけたことがありませんでした。

他にも株には投資せず何十年も前から価値があるものとして認識されている金に対して投資するべきだと言う主張が独特だと思いました。昨今は株式市場が好調であるがゆえ、株に投資しろ債券に投資しろといった声が大きく感じられますが 著者が述べているのは人が関わらない投資をしてはいけない。また物自体に価値がないものに投資してはいけないと言う理論に沿っており、この部分が他の書籍とは大きく異なるところかなと感じました。

内容に関しては他の自己啓発本に書いてあることと、概ね同じですが、内容がかなりカジュアルになっていたり、短くまとめられていたり、読みやすさはとてもあります。なので読書が苦手な方でお金持ちになりたい人には優しい本だと感じました。

ちなみに本書では「ボーボー」「必死のパッチ」など専門用語が多数出てきます笑
雰囲気で意味を掴み取りながら読む必要があります笑

こんな人におすすめ!

  • 貧困から大富豪になった人の経験を知りたい人
  • バリ島での生活の様子について知りたい人
  • お金持ちのマインドを知りたい人

総評

個人的評価

ちゅけ

人生を大逆転したバリ島に住む大富豪によるお金に関する教えの本。

著者の経験に基づく話が多く、誠には信じられないこともあるが、あくまで1人の経験であることを意識しながら読めば得られることもあります。

文章が稚拙だったり、言葉遣いが独特なので、そういったところでイラつかない人にはオススメできます。簡単な内容なので、読書が得意な人だったら30分程度で読み終わると思います。

気になったらぜひ読んでみてね😆