書評

【芸術家たちの言葉】アーティストの言葉―美の創造主たちの格言【感想・レビュー・まとめ】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

書籍情報

メルカリでの検索結果はこちら

書名:アーティストの言葉―美の創造主たちの格言

著者名:ピエブックス

出版社:ピエブックス

書評

どんな本?

一世を風靡した芸術家たちが残した作品とその芸術家たちが残した名言を紹介している本。

彼らの豊かな創造性の高さの元は何なのか、彼らの人生観とはなんなのか
彼らが発した言葉から学んでいくことができる本です。

読んだきっかけ

ちゅけ

100人のプロが選んだソフトウェア開発の名著に記載があった本

フリーランスエンジニアのKazumaoさんが選出しており創造性の高い仕事をするための巨匠たちの姿勢を学んでみたいと思ったことがきっかけです!

良かった点・悪かった点

  • 芸術家たちの作品と言葉と言うレイアウトで展開されているので、読み物として面白い。芸術家の作品を知りつつ、芸術家の言葉も知ることができる。
  • 著者たちが独自に言葉の意味を解釈して掲載しているので
    必ずしも芸術家が意図した言葉ではない可能性がある

感想・まとめ

本書の構成は、目次として「才能を伸ばす」「発想法」「成功の秘訣」「道を極める」「時代を拓く」「スタイルを出す」6章が用意されており各章に関連する芸術家の言葉が全てで85個掲載されています。

個人的に心に響いた言葉としてはレオナルド・ダ・ヴィンチの「作品を制作するときは、あらゆる人の批評を拒んではならない」という言葉です。

シンプルながらも確信をついた言葉だと感じています。エンジニアの目線ではレビューの際に指摘をもらった時、素直に受け入れることが重要だと私は考えています。その点で創造的な作業をすると言う点からこの言葉は重く響くと考えています。

他にも
エットレ・ソットタスの「1つの機能をデザインするのであって、単に機能に従ってデザインするわけではない。」
フランシス・ローベンの「私は教育なんて全く信じない。見て学ぶことだ。
ぽール・ゴーギャンの「自由にそして狂ったように仕事をしなさい。そうすれば君は進歩し価値ある人間だったらいずれ認められる。
村田珠光の「貧しい中にあるからこそ、名馬が輝く。
などが個人的には刺さりました笑

掲載されている作品の中では
エットレ・ソットタスの「バレンタイン」(初の赤いタイプライター、美しく、機能的)
フランシス・ローベンの「教皇インノケンティウスⅩ」(絶望している様子が印象的!)
サルバトール・ダリの「記憶の固執」(自分は天才と日頃から言ってるダリの性格が好きになった笑)
速水御舟の「炎舞」(たちのぼる炎の様子の様と虫の表現が見事!)
エゴン・シーレの「左膝を折って座っている女性」(女性の表情が印象的FFのような絵柄)
フランシスコ・デ・ゴヤの「黒い絵(我が子を喰らうサトゥルヌス)」(異常なほどに不気味)
ブラッサイの「カフェの恋人たち、イタリー広場」(脈動感溢れる男女の写真)
などが個人的にかなりみていて興味を惹かれました。

自分が好む芸術作品の背景には、自分自身を構成する好みのようなものがあると私は考えています。そのような芸術作品を見つけることができる。本書は、自己分析の観点でもとても役に立つものだと考えました。また、単純に芸術作品をたくさん知ることができるので、自身の知識の習得にも役立つと考えました。

こんな人におすすめ!

  • 芸術に関心がある人
  • 創造的な活動をするための先人のマインドを知りたい人

総評

個人的評価

ちゅけ

様々な著名な芸術家が発したとされる言葉を紹介している本

創造的な作品を生み出してきた芸術家たちが何を考えているのか、
代表作や人柄などを85選している本

文字だけでなく絵もふんだんに使われていて
読書初心者にもお勧めです。

芸術に関心がある人にはぜひお勧めしたいです!

気になったらぜひ読んでみてね😆