書評

【ビジネス活用】兵法三六計の戦略思考 【感想・レビュー・まとめ】

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書籍情報

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書名:兵法三十六計の戦略思考―競合を出し抜く不戦必勝の知謀 

著者名:カイハン・クリッペンドルフ

出版社:ダイヤモンド社

書評

どんな本?

「兵法三十六計」とは、「孫子」と並び称される中国の兵法書。

いつの時代に、誰によって書かれたのかは定かではないが、
武力ではなく策略で勝つためのノウハウ集です。

本書では「兵法三十六計」の戦術の元となった中国の歴史話と、
ビジネスの世界における戦術を両方とも記すことで
現代の企業戦略にどう活かすべきかを解説しています。

読んだきっかけ

ちゅけ

100人のプロが選んだソフトウェア開発の名著に記載があった本

マイクロソフトの砂金信一郎さんが選出しており
エンジニアとして経営戦略とはなんたるかを
まずは学ぼうと思ったことがきっかけです!

良かった点・悪かった点

  • 各戦略に当てはまる事例が36戦略全てに記されている。
  • 各戦略が図示で説明されておりどのような作戦なのかわかりやすい。
  • 日本人にも馴染み深い企業が事例として多数取り上げられており馴染みやすい。
  • 戦略が多い上、中国語の4文字熟語なので覚えきれない。
    業務で活かすにはキーワード、事例を頭に入れた上で辞書的に使う必要がある。

私が実践していること・感想

本書では中国の軍事戦略に基づいたビジネス戦略論を学びました。

平方30六桂に記されている各戦略の解説並びにそれによってはまっている有名企業の過去の戦略を事例として取り上げられています

私自身は戦略についてあまり考える機会はありませんでしたが、本書を読むことによって、戦略の種類考え方が東洋と西洋では大きく異なり、 東洋における考えを知ることで、戦略に幅が出ると言うことを学びました。

西洋では「逃げたら負け」「力で捩じ伏せてこそ正義」と言う考えがありますが、一方、 兵法三六計に挙げられている戦略は、策を講じて、相手の力を削いだり、有利な展開に持っていくということが重要と言う考えであることを知りました。

今後は企業のマーケティングや活動について著しい成果を上げている場合には、その企業の戦略は兵法三六計の戦略にあてはまるのかを考えることで、より具体的に戦略を適用する方法を学んでいこうと考えております。

こんな人におすすめ!

  • 経営者、経営戦略を考える人
  • 軍事戦略、歴史の逸話が好きな人

総評

個人的評価

ちゅけ

「兵法三六計」という中国の軍事戦略論が
ビジネスの世界でどのように適応させてきたかを解説している本。

ビジネスの戦略について何も知らない私でも中国の軍事戦略をもとに
過去の出来事を振り返ると言う観点は、とても面白かったです。
中国の逸話(戦国時代、三国時代)についても知れるので、
中国史が好きな人は面白いかもしれません。

気になったらぜひ読んでみてね😆