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【暗号技術とは】暗号技術入門-秘密の国のアリス- 第3版【感想・まとめ】

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書籍情報

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書名:暗号技術入門-秘密の国のアリス- 第3版

著者名:結城浩

出版社:SBクリエイティブ

著者について

結城浩(ゆうき・ひろし)

本を書く生活がおよそ30年。著書はおよそ60冊。プログラミング言語、デザインパターン、暗号、数学などの分野で入門書を執筆。代表作は『数学ガール』『プログラマの数学』『暗号技術入門』『数学文章作法』『Java言語で学ぶデザインパターン入門』など。J.S.バッハの「フーガの技法」が大好きな、プロテスタントのクリスチャン。2014年度日本数学会出版賞受賞。Twitter: @hyuki

引用元:Amazon

書評

どんな本?

暗号技術の歴史と暗号技術を応用して実装されている技術の仕組みや特徴を優しく説明している本です。 が苦しんでいる。

共通鍵暗号や公開鍵暗号、ハッシュ関数、乱数といった基礎技術をはじめそれらをもとに実装されているメッセージ認証コード、デジタル署名証明書、PGP、SSL/ TLS、仮想通貨に至るまで広く解説しています。

本書では技術の仕組みを解説するだけではなく、暗号技術が生み出された歴史も併せて解説されています。また、数学が苦手な人やセキュリティーに関して知識がない人でも理解できるように優しく書いてあるのが本書の特徴です。

ちなみに、サブタイトルの不思議の国のアリスと言うのは例で出てくるキャラクターの名前がアリスであるため付いているだけです。特に深い意味はないと思います笑。

読んだきっかけ

ちゅけ

両学長おすすめ書籍に載っていた本

セキスペの復習にセキュリティの知識についてもっと学びたいと思ったことがきっかけです!

良かった点・悪かった点

  • 暗号技術について広く学ぶことができる
  • 暗号技術に慣れ親しんでいない初心者でもわかりやすく説明されている
  • 図解が多くイメージで捉えやすい
  • 仮想通貨にはほんの少しだけだが触れている
  • 初心者向けなので深い内容を学ぶには適さない

感想・まとめ

本書では現在でも使われている暗号技術について、歴史や仕組み特徴などを学ぶことができました。

本書は暗号技術の基礎から応用した技術まで現在でも使われている技術に関して仕組みを優しく解説してくれているため、情報処理系の資格を取得した人にとってはとてもいい復習になります。

一方で、試験対策の書籍ではないので当たり前ですが出題範囲を全てカバーしているわけではありませんでした。 あくまで+ αで近く取得後知識を深めるために使うのが良いと思いますl。

また資格を持っていない人でもエンジニアとしてセキュリティに関する最低限必要な知識を学べる書籍なので読んでおいて損はありません。

特にハッシュ関数や共通鍵暗号、公開鍵暗号などの基本となる技術は普段身近に使っている技術である証明書、認証、デジタル署名で使われているため最低限知っておきたい内容です。自分の中で噛み砕いて理解しておくことをお勧めします。

こんな人におすすめ!

  • エンジニアでセキュリティについての知見を深めたい人
  • 情報処理系の資格を勉強中でセキュリティについて知見を深めたい人
  • 暗号全般に興味がある人

総評

個人的評価

ちゅけ

暗号技術の歴史や特徴について教えてくれる本

暗号技術について知識として蓄えておくいたことで今後セキュリティに関わるときに理解がスムーズになったりどのような技術が背景にあるのかすぐに理解することができるようになりました!

気になったらぜひ読んでみてね😆