書評

【教育費1000万】手取り20万円 子育て家族の貯金の教科書【要約・感想・まとめ】

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書籍情報

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書名:手取り20万円 子育て家族の貯金の教科書

著者名:横山 光昭 、朝倉 真弓

出版社:きこ書房

著者について

横山 光昭

家計再生コンサルタント。

株式会社マイエフピー代表取締役。

お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の問題の抜本的解決、確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。

これまでの相談件数は23,000件を突破。各種メディアへの執筆・講演も多数。

著書は85万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』を代表作とし、著作は累計340万部となる。

個人のお金の悩みを解決したいと奔走するファイナンシャルプランナー。

朝倉 真弓

アパレル会社、出版社、編集プロダクションを経て、1999年にフリーランスライターとして独立。インタビュアー・ライターとして3000人以上のインタビューと執筆を経験。実用書やビジネス書の分野では企画やライティングを数多く務め、ストーリー仕立てのビジネス書(ビジネスストーリー)を得意とする。

プライベートでは白髪染めをやめてグレイヘアに移行していく過程をつづったブログに注目が集まり、「週刊女性」や「クウネル」、「読売新聞」「産経新聞」など多数の雑誌や新聞から取材を受ける。2018年、小学館より『「グレイヘア」美マダムへの道』を出版。

このころからグレイヘアモデルとして、外資系消費財メーカーのCM出演、ヘアケア商品の開発、講演や執筆活動などを開始。NHK「あさイチ」「助けて!きわめびと」などのテレビ番組をはじめとしたメディア出演多数。

2021年より「品格ウォーキング®︎」インストラクターとしての活動を開始。個人レッスンのほか、各種企業やカルチャースクール、行政主催のイベントでのレッスン、ファッションショーにおけるウォーキング指導など、活動の幅を広げている。

引用元:Amazon

書評

どんな本?

「子供が欲しいけど、お金の面で不安がある」
「10,000,000必要って言われてるけど、実際にはいくら必要なんだろう?」
「将来子供を兼ねて苦労させたくない!」

本書はこれらの子育てに関するお金の悩みを一挙に解決してくれます

手取り200,000円でボーナスなし昇給見込みなしでも大丈夫です。
要点を押さえて実践すれば習い事もさせられるし、大学にも行かせることができます。

6人の子供たちを育てながらFP(ファイナンシャル・プランナー)をやっている著者が子育てに関するお金の話を解説してくれます。

読んだきっかけ

ちゅけ

両学長おすすめ書籍に載っていた本

将来の家族が増えたときにどれくらいお金がかかるのか
具体的に知りたいと思ったことがきっかけです!

要約

  1. 教育費10,000,000円は一括で支払うのではなく、一時金と継続的な支出に分けて考えることができるため計画を立てて貯めれば決して払えない金額ではない
  2. 学資保険は必要がない理由は保険と貯金の悪いとこ取りをした中途半端な商品だから。どうしても必要なのは、自分の意思でお金を貯められない人。 逆に入るべきは、収入が夫だけの場合、夫の生命保険が必要。
  3. 子供の金銭感覚を養うには家計が今どのような状態で子供がどれくらいのお金を使っているのか本人に知らせることが必要。お小遣いは毎月渡すが絶対に先貸しや多く出したりするなどといった事は許さない。失敗を促す。

良かった点・悪かった点

  • 相談者とFPという対話形式でかいてあるのでとても読みやすい。
  • 教育費、習い事、大学進学、金銭教育など子どもに関するお金の教育について広く触れている。
  • 他の家計の内容がまとめてあり参考になる。
  • 金融リテラシーが低い層に対して書いてあるからか、貯金することで将来に備えるべきと書いてあるがリスクヘッジが十分でない。
  • 内容が初歩的なのですでに勉強しはじめたは知っている内容が多いかも。

感想・まとめ

本書では子育て世代のお金に関する不安を解消してくれます。

本書の構成としては以下のようになっています

教育費が1000万円かかると言われているが一括で用意する必要はない

大学進学させるなら入学までに300万円必要。
貯めるには月7500円毎月貯金すればいい。

学資保険、生命保険の必要性
習い事にはいくらかけるべきか?

子供の金銭教育について著者の家庭内でのやり方と考え方

特に学びになる点としては大学までに学校が私立か公立かでどれくらいのお金がかかるのか具体的な金額を示してくれているのが参考になりました。
全て私立だと1770万円程度全て公立だと540万円程度であることや幼稚園は数が少なく公立には入れないため実質的に私立しか選択肢がないなど知ることができました。

他にも小学校入学までと大学進学期は「貯蓄困難期」であることや習い事は本人に家計を加味して決めさせることによって金銭感覚を養うなど本書特有だと感じました。

一方で大学進学のお金を貯めるためには貯金のみでいいと本書は言い切っていますがこちらに関しては私的には不安だと考えてしまいました。なぜならば子供が大学を受験するまでの18年間ずっと日本円で貯金をしているだけでは、物価が上昇した際や極端な円安に触れたときに資産の大半を失ってしまう可能性があるためです。
リスクヘッジの観点から貯金だけではなく、安全性を担保するなら少なくとも株式や国債への分散投資を薦める方がいいのでは?と思いました。

本書は金融リテラシーが低い人向けの初心者用の本であるため投資なども駆使して豊かな生活を送りたいと考える人には向いていない本だと感じました。

こんな人におすすめ!

  • 将来子供が欲しいと思っている人
  • 子供がいてどれくらいお金がかかるのか知りたい人
  • 子供がいて老後のお金について気になっている人

総評

個人的評価

ちゅけ

子供の教育費のいろはを教えてくれる本

子供1人につき10,000,000教育費がかかると言われていますが、それをどのように用意すればいいのかいつ用意すればいいのか具体的に書いてあります。

将来、子供を考えている人にはぜひ手始めとして
読むのにオススメする本です。

気になったらぜひ読んでみてね😆