【わかりやすくメモする】なんでも図解【感想・要約】

書籍情報
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著者について
日高由美子(ひだか・ゆみこ)
株式会社TAM アートディレクター 描いて伝える「えがこう!」代表
東京学芸大学美術科卒業後、日本デザインセンターイラストカンプ部に就職。その後コーセー化粧品宣伝部、ワーナーミュージック・ジャパン編成デザイン部でグラフィックデザインに従事する。1995年より株式会社TAMにてアートディレクターとして勤務。並行して、大阪コミュニケーションアート専門学校非常勤講師としてエディトリアルデザインの講義を行った。
絵を描くのが苦手な若手スタッフに「描いて伝える」トレーニングを始め、2015年ごろより社外でもセミナーを開催。「地獄のお絵描き道場」をはじめ、セミナーの総受講者は4000人を超える。
グラフィックデザインを通じてのビジュアル構築やグラフィックファシリテーションを得意分野とし、2018年より早稲田大学リカレント教育・WASEDA NEO講師を務める。家電メーカーや外資系ヘルスケア企業・大手銀行シンクタンク・外資系コンサルティング会社など多くの企業で可視化トレーニングを行い、講演先は経済産業省、日本経済新聞社、立命館大学、ヤフーなどバリエーションに富む。
引用元:Amazon
書評
どんな本?
本書では手書きで即座にアイデアを図解する技術を体得する手助けをしてくれます。
本書の著者は「フレームワーク」や「キレイな絵」を一切使わず、即座にアイデアを図解する力を鍛える『地獄のお絵描き道場』のワークショップを開催しているプロの先生です。
本書の内容を学び、実践することで絵が苦手な人でも丸や棒を使って簡単な図をポイントを押さながら描くことで、複雑な内容をシンプルに説明できるようになります。
手書きで即座にアイデアを図解する技術は、ビジネスの場で超重要なスキルになると著者は述べています。会議やプレゼンが劇的に変わり、考える力と伝える力も格段にアップさせることができます。
読んだきっかけ
ITエンジニア本大賞2021に載っていた本
図解してわかりやすく人に説明できるようになりたい!
と思ったことがきっかけです!
要約
- キーワードを図形で囲むときに丸と四角を属性で使い分ける。
矢印は向きと双方向で様々な表現をすることができる - 人を描くときは頭を楕円にすると幼く、縦長にすると大人に見える。
頭の位置や姿勢を変えるだけでどこを見ているのか、気分などを表現できる - メモはすべて取るのではなくキーワードの頭文字だけ書き留め、落ち着いたタイミングで続きを書く
良かった点・悪かった点
感想・まとめ
本書では会話を聞きながら議事を図解する方法を教えてくれます。
私自身議事を取る機会がそこそこありましたが、キーワードを抽出してパワポに書き込むだけなのでどうしても文量が多くて後で見返すということがありませんでした。
図解をPCで取り入れるのは少し癖があり難しいと思いましたが紙を用いれば表現豊かにまとめることができるので本書で伝えられている図解をぜひ取り入れたいと思いました。
本書の内容が特に輝くのはブレインストーミングや企画会議など何かを決定するために考える会議において話をまとめるときに活用できると思いました。
こんな人におすすめ!
総評
会議での図解の仕方を教えてくれる本。
会議の議事録をとるのは多くの方が経験したことがあるのではないでしょうか。
でもきっと図解して他の人に説明をすることはあまりないはずです。
本書では会議で出た意見を図解してわかりやすくまとめる方法について教えてくれます。非常に実践的な内容になっていてワークまで用意されているのでお勧めです。
気になったらぜひ読んでみてね😆