書評

【ネタバレ】女子とお金のリアル【要約・感想・まとめ】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

書籍情報

created by Rinker
¥1,650 (2024/09/19 20:44:06時点 楽天市場調べ-詳細)

メルカリでの検索結果はこちら

書名:女子とお金のリアル どうしたらお金のある人生になるんですか!?

著者名:小田桐 あさぎ

出版社:すばる舎

著者について

小田桐 あさぎ

株式会社アドラブル代表

1983年札幌生まれ。婚活中に理想の男性リスト100%の夫と出会い2週間で結婚。長女の妊娠中、仕事と家庭を無理なく両立したいと考えブログを開設。独自の恋愛・育児論が好評となり月間40万PVの人気ブログへ。コンサル依頼が殺到し起業。「誰もが自分全開で思い通りに生きる」ための「魅力覚醒プログラム」を開発・提供、7年間で1000名以上の女性が自分らしい魅力を開花する。主宰する無料コミュニティは8000人を突破。著書に「私、ちゃんとしなきゃから卒業する本」「嫌なこと全部やめたらすごかった」がある。

引用元:Amazon

書評

どんな本?

「低収入、身の丈が私にちょうどいい」
「仕事、結婚、育児は我慢とするしかない」
「稼いでいる人は悪いことしているに違いない」

このような言葉はすべて「お金の呪い」であると著者は言っています。

かつて高卒で社会人になり手取り14万で無職の彼氏と養っていたが今では2児の母でありながら4億円の年商をあげる会社の創設者となった著者が送る
現代社会に生きる女性がお金関係でどのように振る舞えば幸せになれるかを自らの経験を踏まえて語っている本。

「高いから買わないはやめる」という考え方や「会社員は不労所得」など著者特有の考え方を教えてくれます。

読んだきっかけ

ちゅけ

奥さんの立場になってお金について考えたいと思ったことがきっかけです!

要約

  1. 日本の女子の多くがお金の呪いにかかっている。お金の呪いとはお金で手に入る自由を自分の気持ちを押さえつけることで我慢することをいう。
  2. 会社員は現代における「奴隷」である。その理由はいい家を作り出すために人生を費やすため。会社員は自分のために本当にやりたいことをやっているのか自分に問う必要がある。
  3. 会社員は「最強の不労所得」である。その理由は仕事時間中にサボりや副業ややりたいことをやっても給料をもらえるからである。つまり、会社員であっても選択肢はいくらでもあるということ
  4. 自分の欲望に従ってやりたいことを叶えていくことが資本主義における「必殺技」である。自分が豊かになるのは周囲の人を豊かにするため。強欲は悪ではなく善である。自分の欲望に忠実に生きる=強欲であることが自分らしさであり唯一の魅力であるため。

良かった点・悪かった点

  • 女子とタイトルについているが男性でも女性が何に縛られているかわかるので得られるものがある
  • 著者の考えがストレートな言葉で書いてあり胸に刺さる
  • 章の最初に漫画が差し込まれており本が苦手な人でも楽しく学べる
  • マインド論が中心のため具体的な副業などは書いていない。
  • 著者の経験を中心に語られていることが多く科学的根拠などに沿ったものはほとんどない。

感想・まとめ

本書では日本の女性が抱えるお金の悩みを解決する方法を解説しています。

著者の経験に基づく解決法やマインド論を主に紹介していました。女性向けの触れ込みでタイトルがつけられていますが、女性だけでなく男性でも読んで学ぶことが多々ありました。その理由は表に出ていない本書のテーマがおそらく「お金の呪いからの解放」なのではないかなと思ったことです。主体は女性ですが呪いを抱えているのは男性でも同じなので響く内容が多かったと感じています。

特に心に響いたのは会社員が「奴隷」であると言い切っていることでした。さらに昇格したことを自慢するのは「奴隷が鎖がゴージャスになったのを自慢している」と書いてありました。ずっと心の中では自分が他人のために働いているということをわかっていましたがこのストレートな言葉を見て向き合わないといけないと感じました。

また、他人の得を許せないアンチはどうするという章において「サロンの先輩がお茶会で五千円とってきますお金の亡者じゃないですか?」という質問に対し著者は「先輩の知識や経験をタダでもらおうとするあなたの方がお金の亡者だよ」という回答をしたそうです。きついですがこれくらい自分に自信を持ってもいいということの例なのだと思いました。

強欲であること、お金を稼ぐことは善であり全くを持って悪ではないということも主張していました。

全体的に著者思いを強く感じる言葉遣いが多くかなり心に刺さりました。今まで数々のお金に関する本を読んできましたが本書以上に気持ちを伝えようとする本はなかったように感じます。

独立を考えている人にもぜひお勧めしたい一冊です。

こんな人におすすめ!

  • 女性のお金に対する考えを知りたい人
  • 将来が不安な女性

総評

個人的評価

ちゅけ

女性のお金に関する悩みを解決してくれる本

現代の日本の女性の多くが「お金の呪い」に知らずのうちにかかっていると著者は述べています。

その呪いから解放されるにはどうしたらいいのか、自身の経験を通じて教えてくれます。

気になったらぜひ読んでみてね😆