書籍情報
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書評
どんな本?
皆さんは歳をとると脳が劣化したので物覚えが悪くなると聞いたり
感じたりすることがあると思います。
本書では「物覚えが悪くなった」と思う原因は歳をとることにより脳は進化しており進化に伴う学習法を実践できていないためと述べています。
進化しているという根拠は?歳をとると物覚えが悪くなるのはなぜなのか?
進化している脳にあった学習法とは?
その答えを脳内科医の著者が教えてくれます。
読んだきっかけ
今後年齢を重ねるにつれて有効な勉強法が変わるということで
事前に予習したいと考えたことがきっかけです!
良かった点・悪かった点
感想・まとめ
本書では主に加齢に伴う脳の進化について学びました。
一言で本書を要約すると
「究極の勉強法は複数の脳番地を使って勉強すること」となります。
脳番地とは、脳の中にある神経細胞を役割ごとに分けたものです。
重要な役割に大別すると8つに分けられます。
思考系、理解系、伝達系、感情系、運動系、記憶系、視覚系、聴覚系です。
これらの脳番地を組み合わせて勉強することで、記憶の定着が強くなると本書では述べています。
本書の目次は以下のようになっています。
序章から第1章までは前置きとなっており、
それ以降が具体的な勉強法になっております。
巻末付録では代別の脳の取り扱い方法について書いてあります。
序章 大人には大人のすごい勉強法がある
1章 大人脳のすごい取り扱い説明書
2章 大人脳にあったすごい記憶力アップ法
3章 大人脳をやる気にさせるすごい学び方
4章 脳番地の特徴を活かしたすごい勉強法
5章 大人の脳力を強化するすごい習慣術
巻末付録 年代別 脳の取り扱い説明書
歳をとると物覚えが悪くなるのはなぜなのか?
と言う問いについての本書の答えは、 加齢とともに記憶系単体での定着が難しくなるためと言うことになります。
進化している脳にあった学習法とは?
と言う問いについては、以下に示すようにいくつかの答えがありました。
いずれも脳番地を複数組み合わせながら学習することが鍵となっております。
- 複数の脳番地に刺激を与えながら勉強する
- ポジティブな感情を持ちながら勉強する
- 自分が視覚派(目で見た記憶が残りやすい)なのか、聴覚派(耳で聞いた記憶が残りやすい)なのかを判別し、自分に合った手法を取り入れる
- 勉強の締め切りを始めに決める
- 2時間の勉強よりも10分×12日間の勉強をする
私自身は視覚派だと自負しており、目から情報を取るのが得意です。
それ故、今までは本を読んで目で追って勉強することが多かったのですが、
これからは感情移入をしながら勉強すると言うことを意識して勉強していきます。
また、インプットだけではなくブログや実際にコードを書く考察をするなどアウトプットをすることで、伝達系を使いより記憶の定着につなげていこうと思いました。 に
こんな人におすすめ!
総評
40代以降の脳の進化について書かれている本
脳が進化するという観点はなかったので
年代に応じた勉強法があるというのは
知らなかったので新たな知識を得られました。
気になったらぜひ読んでみてね😆