マーケティング

【コミュニティ】ファンベース 支持され、愛され、長く売れ続けるために【要約・感想・まとめ】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

書籍情報

メルカリでの検索結果はこちら

書名:ファンベース-支持され、愛され、長く売れ続けるために-

著者名:佐藤 尚之

出版社:筑摩書房

著者について

佐藤 尚之

1961年東京生まれ。コピーライター、CMプランナーを長くやったあと、ウェブ・プランナーを経て、現在コミュニケーション・デザインを主たる領域とするクリエィティブ・ディレクター。

本業での受賞は、JIAAグランプリ、新聞広告賞グランプリ、広告電通賞金賞、カンヌ国際広告祭銅賞、ACC賞など。代表作は「スラムダンク1億冊感謝キャンペーン」「星野仙一優勝感謝新聞広告」「NECショートフィルム『it』」など。

本業関係の著書としては「明日の広告」(アスキー新書)がある(ただいま10刷)。

また、「さとなお」のペンネームで「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「ジバラン」(日経BP社)などを書いている。

1995年より個人サイト「www.さとなお.com」(http://www.satonao.com/)を運営。もう終了したが「ジバラン」という一般人評価サイトの先駆けも主宰した。サイトに載せた文章を中心に食や旅関係の本を書いている。

YOSAKOIソーラン祭りファイナル審査員。花火師免許所持。

ツイッターは「satonao310」。フェイスブックは「satonao」。

引用元:Amazon

書評

どんな本?

熱心なリピーターである「ファン」 をベースに据えて、中長期的に売り上げや価値を上げていくことの重要さと効率的な運用方法について教えてくれる本。

少子高齢化や競争の激化情報の方などで、新顧客の獲得がどんどん困難になっている現代においてファンの獲得と維持はサービスやものを売る組織にとって重要な課題の1つです。

読んだきっかけ

ちゅけ

両学長おすすめ書籍に載っていた本

ファンに支持されながらお金を稼ぐ方法を学びたいと思ったことがきっかけです!

要約

  1. 短期キャンペーンや単発施策などの「話題化」だけではもう通用しなくなってきているため興味や関心をもってくれた人々の「好意(価値への支持)」を積み重ね、資産化するための明確な設計が重要である。
  2. ファンベース施策が重要なのは、ファンは売上の大半を支えて伸ばしてくれる、新規顧客の獲得が困難になってきている、ファンは新たなファンを作ってくれるからである。
  3. 「共感」「愛着」「信頼」を意識した施策を打ち出すことでファンの支持を強くすることができる。

良かった点・悪かった点

  • 熱狂的なリピーターであるファンの獲得方法や維持方法について具体的に学ぶことができる。
  • なぜファンベースが重要なのか理由を知ることができる。
  • ファンベースを活用して成功している既存企業の例を知ることができる。
  • 平易な言葉で書かれており、マーケティング初心者でもわかりやすい。
  • 初心者向けの内容なので、マーケティングについて本格的に学びたい人には物足りないかも

感想・まとめ

本書ではファンを中心としてマーケティングをさせる手法を優しく教えてくれます。 これからの日本はどんどん少子化が進み、物理的に新規顧客を獲得するのが難しくなってきます。 そのため新規顧客を短期的に集めるのではなく熱心に繰り返し購入してくれるリピーターすなわちファンの存在が鍵になると本書では述べています。

昨今ではコミュニティーを形成し会費を取ることで成り立っている事業があります。それこそまさにファンベースを実現している1つの形だと考えました。私自身も両学長が公開しているコミュニティに加入しており、毎月月額を払っています。 私は倹約家であるため自身が両学長のことを好きでなければ絶対に止めています笑。それでも続けているのは私自身が両学長のファンであるからだと思います。 このような実例があるため、本書で述べられているファンベースと言う考え方は非常に納得感の高いものだと感じました。

本書で述べられている通りこれからは一過性の話題となるキャンペーンを打ち出すのは、ファンを獲得すると言う観点では効果が低いためファンを獲得するために「共感」「愛着」「信頼」を意識したマーケティングするのが重要だと考えました。 ファンベースは企業での戦略においてももちろん重要ですが、個人的にはインフルエンサーなどの企業に属していない人にこそ重要な考え方なのではないかと考えました。 理由としてはアイドルやVtuberを観察するとわかる通り企業ではなく1個人であることと言うのはファンを惹きつける力が企業よりも圧倒的に大きいと考えるためです。

本書ではファンを獲得しそれを運営していく具体的な手法についても最後の章で語られています。ファンベースを実践したい人は、ぜひ本書を手に取ってみてください。

こんな人におすすめ!

  • 自社製品についてリピーターを増やしたいと考えている人
  • 個人事業においてリピーターを増やしたいと考えている人
  • マーケティングに興味がある人

総評

個人的評価

ちゅけ

ファンを中心にマーケティングする方法を教えてくれる本

ファンを優遇することによるWINーWINの関係を構築することの重要性とその具体的な実現方法を教えてくれます。

気になったらぜひ読んでみてね😆